こんにゃちは、猫月です🐱
以前、Canvaと100円ショップなどで手に入る材料を使った、
簡単なパネルシアターの作り方をご紹介しました
▶️ Canvaと100均素材で作れる|かんたん♪パネルシアターの作り方

Canvaには、かわいいイラスト素材がたくさんあります
ただ、作りたいお話にぴったりの素材を探そうとすると、
「この場面の絵が見つからない」
「登場人物の画風が揃わない」
「もう少し、こういうポーズにしたい」
なんてこともあるんですよねぇ
では、ChatGPTに必要な画像を生成してもらったら、
簡単にパネルシアターの素材を作れるのでは?
ということで今回は、チャッピーことChatGPTと一緒に、
歌「さんぽ」を楽しむための画像素材を作ってみました
完成した画像は、なんと全16枚!
さて、生成AIは保育で使える画像素材を、どこまで作れるのでしょうか
まずは、一枚の原画から始めてみる
今回の出発点は、私が描いた「歩いている子ども」の絵でした

ところが、ノートに描いたため、帽子の上端が切れてしまっています
そこで、この絵をチャッピーに見せて、
🐱帽子の上端が切れてしまったので、補完してください
とお願いしました
さらに、パネルシアターで使いやすいように、
・全体を正方形に収める
・歩いているように左右のバランスを整える
・男児にも女児にも見える色合いにする
・淡い色を中心に、家庭用プリンターでも再現しやすい配色にする
と、少しずつ希望を伝えていきました
一度に完璧な指示を書く必要はありません
出てきた画像を見て、
「ここはいい」
「ここは、もう少し直したい」
と会話を続けることで、少しずつイメージに近づけていけます
右手と右足が一緒に前へ出ている(笑)
かなり良い絵になったところで、今さらながら気づきました
🐱これ、右足と右手が前に出てるよね(笑)

私の原画では、右手を後ろへ引いたつもりだったんですけどねぇ
チャッピーに伝えると、
・右足を前
・右手を後ろ
・左手を前
・左足を後ろ
という、自然な歩き方に修正してくれました

生成AIは便利ですが、生成された画像に不自然な部分が残ることもあります
手足の向きや数、動物の体の形などは、使う人がきちんと確認する必要があります
この辺りは、間違い探しだと思うと少し楽しいです(笑)
一枚の絵から、場面を増やしていく
主役となる子どもが完成したので、次は散歩で出会う風景を作っていきます
今回作ったのは、
・坂道
・トンネル
・草っぱら
・一本橋
・でこぼこ砂利道
・クモの巣をくぐる下り道
のお馴染み6場面です

周囲を白くかすれさせ、切り抜いたときに背景となじみやすいようにしました
また、乳児が少し離れた場所から見ても分かるように、
・道を太くする
・石や草木を大きく描く
・細かな背景を減らす
・場面の特徴を中央に置く
といった調整もしています
画像としてきれいなことと、
パネルシアターとして見やすいことは、
必ずしも同じではありません
誰に見せるのかをチャッピーに伝えることも大切ですね
ミツバチやバッタを、人の顔にしないで!
続いて、散歩の途中で出会う生き物を作ります
・花畑を飛ぶミツバチ
・日向ぼっこをするトカゲ
・昼寝をするヘビ
・曲がり道から飛び出すトノサマバッタ

ここでも、ひとつ問題が発生しました
生成AIは、子ども向けの絵を作ろうとすると、
動物や虫に笑顔を付けたり、人間のような目を描いたりすることがあります
かわいいんですけどね
今回は、生き物をキャラクター化するのではなく、自然な姿で描きたかった
そこで、
🐱バッタとミツバチの顔は擬人化しないで
このあとの動物も擬人化はなしで
と伝えました
(それでも、バッタの顔はちょっと怪しいような……?)
目や口を笑わせなくても、形を丸くしたり、色を柔らかくしたりすることで、
乳児にも親しみやすい絵になります
狐、狸、猫、そしてアルプスから来そうな犬
物語の後半には、
・キツネ
・タヌキ
・林の奥+楠の古木
・大きなトラ猫
・子どもが乗れそうな、むくむくの犬
も登場させました

最初にできた犬は──海外にいそうだなぁ
🐱これ、洋犬?和犬?
と、チャッピーに尋ねると、
「アラスカン・マラミュートに見える」とのこと(笑)
そこで、日本犬らしい、
・小さな立ち耳
・幅のある頭
・どっしりとした体
・背中に巻いた太い尻尾
を指定し、秋田犬を思わせる大きな和犬へ修正しました
最終的には、熊とも戦えそうな立派な犬になりました✌️
生成AIに「犬を描いて」とだけ頼むよりも、
耳、体格、尻尾など、見た目の特徴を具体的に伝えた方が希望に近づきます
自分の絵を、画風の見本にできる
こうして一度は16枚の画像が揃ったのですが、
もう少し手作り感が欲しくなりました
そこで思い出したのが、
以前、私がしりとり遊びのために描いた動物の絵です

昔のゲーム「ワギャンランド」のしりとりのように、
絵から連想される言葉で遊べないかと思って描いたものです
ペンの塗り跡が残り、ところどころに白い隙間がある
せっかくなら、この手描きの雰囲気を今回のパネルシアターにも使いたい
チャッピーに絵を見せて、
🐱今回の絵を、こういうペン塗りのテイストにできる?
と尋ねました
まずは比較しやすい狐で試作
さらに、乳幼児向けに、
・頭と耳を大きくする
・胴を短く丸くする
・脚を太くする
・背景の情報量を減らす
・動物の顔は擬人化しない
と調整しました

これが、なかなか良い!
そこで、この狐を画風の基準にして、残り15枚も同じテイストに揃えてもらいました
15枚をまとめて生成してもらうこともできた
一枚ずつ画風を変更するのは大変そうですが、チャッピーには、
🐱狐を基準にして、残り15枚も同じテイストで作成してください
と、まとめてお願いできます
実際の画像は一枚ずつ生成されますが、
こちらが毎回同じ説明を繰り返す必要はありません
余談ですが、これ、実はスゴイことなんですよ!
以前、同じように複数の画像をお願いしたときは、
15個の絵が一枚にまとめられてしまうこともありました
ところが今回は、それぞれ独立した15枚として生成してくれました
生成AIは、確実に進歩していますね
今回、共通の条件にしたのは、
・乳幼児向けの丸いデフォルメ
・ペンの塗りムラと白い隙間
・濃い茶色の輪郭
・動物は擬人化しない
・背景は大きな形に単純化する
・正方形に収める
・周囲を白くかすれさせる
・家庭用プリンターでも再現しやすい配色にする
という点です



単に「同じ画風にして」と頼むだけでなく、
基準となる画像と共通条件を決めることで、全体を揃えやすくなりました
ChatGPTで画像素材を作るときのポイント
今回の制作を通して、
ChatGPTでパネルシアター用の画像を作るときは、次の点が大切だと感じました
1.誰に見せるのかを伝える
「乳児向け」「少し離れた場所から見る」と伝えることで、形や構図を調整できます
2.用途と画像サイズを伝える
今回は、
・パネルシアターに使う
・正方形に収める
・家庭用プリンターでも再現しやすい配色にする
と指定しました
3.一度で完成させようとしない
まず作ってもらい、画像を見ながら修正した方が簡単です
普通の会話と同じですね
4.違和感は具体的に伝える
「何となく変」だけでなく、
・右手を後ろへ引く
・脚を短くする
・背景の草を減らす
など、直してほしい部分を具体的に伝えます
5.生成された画像は必ず確認する
手足の向き、虫の脚の数、動物の特徴など、生成AIは間違えることがあります
印刷する前に、人の目で確認しましょう
6.既存作品のキャラクターを、そのまま作らない
今回は「さんぽ」を楽しむためのパネルシアターですが、
既存作品の登場人物やキャラクターを、そのまま画像にすることは避けました
主役は私の原画を元にした子ども
猫や犬も、特定のキャラクターではなく、普通のトラ猫や秋田犬として作っています
生成できることと、自由に利用できることは別の話です
販売や配布、インターネットでの公開などを考えている場合は、
著作権や利用条件についても確認しましょう
画像ができたら、印刷してパネルシアターへ
今回は正方形に収まる画像を16枚作りました
A4用紙に2枚ずつ配置すれば、8枚の用紙で印刷できます
印刷した画像を使ったパネルシアターの作り方は、以前の記事で詳しく紹介しています

専用のPペーパーを使わず、板目紙とリードクッキングペーパーを使って作る方法です
歌を、絵と一緒に楽しむ
私は以前、療育施設に勤務していた頃にも、
「さんぽ」のパネルシアターを使ったことがあります
歌詞を音として聴くだけでなく、
坂道やトンネル、生き物の絵を見ながら聴くことで、
言葉の意味や場面が子どもに届きやすくなります
今回は乳児を主な対象にしていますが、
幼児クラスや保育園全体、体験保育などの地域交流でも使えそうです
一度作れば、いろいろな場面で楽しめるのもパネルシアターの良いところですね
🎯ChatGPTと対話しながら、欲しい素材を形にする
最初にあったのは、帽子の上が切れてしまった一枚の原画でした
そこから、
「正方形にしよう」
「歩き方を直そう」
「景色も作ろう」
「動物は擬人化しないで」
「自分のペン画のように塗ろう」
と、チャッピーと相談を重ねていきました
そして最終的に完成したのが、16枚のオリジナル画像です
ChatGPTに短い命令を入力すれば、
何でも一度で完成するわけではありません
けれど、出てきたものを見て、考えて、希望を伝える
その対話を繰り返すことで、
自分だけでは形にできなかったアイデアを、少しずつ具体的なものにできます
絵を描くのが苦手でも、欲しい素材が見つからなくても、
「こういうものを作りたい」
というイメージがあれば、チャッピーと一緒に画像素材を作れると思います
ChatGPTは、スマホからも操作できますから、
通勤中に作業を進めることもできます
手軽に操作できるにしては、
なかなか壮大な、全16枚が完成したと思います😄
今回の条件を一度に伝えるなら
乳児向けのパネルシアターに使う画像を作ってください
全体を正方形に収め、少し離れた場所から見ても分かるように、輪郭と形をはっきりさせてください
手描きのペン画のように、塗りムラや小さな白い隙間を残してください
動物は擬人化せず、それぞれの体の特徴が分かるようにしてください
背景を細かく描き込みすぎず、家庭用プリンターでもできるだけ再現しやすい配色にしてください
周囲は、白くかすれるように仕上げてください
もっとも、私は最初から、この文章を考えていたわけではありません
始まりは、
「帽子の上端が切れてしまったので、補完してください」
という、たった一つのお願いでした
まずは作ってもらい、出てきた画像を見ながら、希望を伝えていけば大丈夫です
完璧なプロンプトより、チャッピーとの対話を楽しんでみてくださいね
▶️ 「イラスト、もう少し上達したい……」と思ったら、私が頼る1冊です!

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