砂場でどう遊んでますか?──砂山で育む運動遊び

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やってみたよ!こんな保育

こんにゃちは、猫月です🐱

突然ですが、質問です

砂場で、子どもたちはどんな遊びをしていますか?

ムツキ
ムツキ

どんなって……サラサラの砂で感触を楽しんだり、
お皿に盛って、ごはんづくりのままごとしたり、
暑い時期なら、水を混ぜて泥んこ遊びもするわね

猫月
猫月

そうそう、砂は乾いている/湿っているで
遊び方が変わる、子どもの感性を育む絶好の素材だよね!
でも、他の遊び方もあるんだよ?

ムツキ
ムツキ

まーた、何か企んでるわね……
その両手で握った大きなショベルは何をする気よ
まさか、子どもに使わせないでしょうね?!

猫月
猫月

このショベルは、“砂場起こし”のために使うのさ
砂をほぐしつつ、こんな砂山の稜線を作っちゃう♪
ほらぁ、一本橋みたいでしょ?

ムツキが挙げた遊び方は、砂場遊びの定番だと思います
サラサラの砂を ふるい や じょうご で遊ぶのも楽しいですし、
湿った砂を器や型に詰めて、見立てるのも面白い

では、もうひとつ『運動遊び』はどうでしょう……?

あんまり浮かばなかった方も、多いんじゃないかな

具体的にどんな遊び方をしているのか、
今日は、砂場で運動遊びをすることについてお話ししていきます

砂場起こしは、本来は子どものいない時間帯にやるもの
保育では裏方の作業です

なぜ砂場起こしをするかといえば、
石や異物が混じっていないかを確かめるためです
──よく発見されるのは、埋まった砂遊び用のおもちゃですがw

他には、撹拌して空気を混ぜることで、雑菌の繁殖を抑えることも期待されます
もちろん、砂をシートなどの上に広げて、天日干しした方が効果が高いですが、
なかなかそこまでは難しいですから、
せめて空気を混ぜることは定期的にしたいですよね

あと、砂をほぐすことで子どもの力でも掘りやすくなるという側面もあります

そして、本来は環境整備の作業なわけですが、
私はあえて、子どもの前で砂場を起こす時があります

「わし、こんなことしてまっせ」
「ほら、こんな山作ってまっせ」

これを無言で見せることで、子どもの好奇心をくすぐれると思っているんです

何をしているのかな?と覗きに来る子
柔らかくなった砂をそっとさわる子
思い切り飛び込んで、砂に足が沈んでしまう子

そこに加えて、掘る作業を見せつつ、
しれっとうず高い山の稜線や、ちょっと低い谷を作っちゃうw

木枠で囲まれた砂場のイラスト。砂場の真ん中に、一本橋のように盛られた砂山がある。左下に、ショベルとふるい。
手書きイラストをChatGPTが加工した画像。

「いつもの砂場と、なんか違う!」
が、子どもたちの遊び方を広げると思うのです

山ができると、子どもって登りたがるんですよね
(100%ではないにしても)

まずは、立って登ろうとします

でも、起こしたばかりの砂は柔らかい
足は沈むし、踏んだところから崩れていく

だから、膝をつく
手をつく
ぐっと踏み込む

柔らかい砂だから、転んでもバタンと顔から行きにくいのも良いところです

このとき、子どもの頭の中はたぶんフル回転

「ここに足を乗せたら、崩れそう」
「こっちなら、歩きやすそう」
「こっち、踏んで崩したい!」

ちょっと緊張した表情から、
段々といたずら心も顔に浮かんできます
……崩したくなるのが、いちばん子どもらしいですねw

大人が「足はここに置いてね」なんて言わなくても、
どうしたらもっと面白く遊べるか、
足元を読んで、試して、また読んでいる

小さな山の上で、目まぐるしく試行錯誤が起きているんです

山の高さは、子どもたちの歩行の発達に合わせて調整しています

這って登ることを想定するなら、子どものももくらいの高さに
立って歩くときのバランスを意識するなら、足首くらいの高さに

高さと柔らかさ次第で、手をつく必然性が生まれることもあります

私は、手をつく動作を重視しています
最近の子たちは、ハイハイする期間が短い子が多いと感じますので、
手で自重を支える経験は、意図して取り込むようにしています

子どもにどんな動作を経験してもらいたいか、
ねらいに合わせて環境を調整です

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とはいえ、みんなが山に登るわけではありません
そもそも、砂場に来ない子もいますしね
そこはもう、子どもの自由ですから

ある日、砂場に稜線のある山を作ったときのこと
ひとりの子が、山よりもその麓に目を向けました

山を作るために砂を寄せた分だけ、麓が細長く凹んでいたんです
その子は、その凹みを見て
「線路じゃん!!」と電車のおもちゃを持ってきて遊び始めました

私は、思わずひざを叩きました😆

「なるほど、確かに線路に見えるよね」

保育士としては、子どもが山を歩いて遊ぶことを想定していた
でも子どもは、その環境から、まったく別の遊びを見つけた

山を作れば、谷もできる
大人のねらいの裏側で、同じ環境が別の遊びも生んでいたんですね

環境は、子どもへの「お誘い」であって「指示」とは違います
興味を持った子が、その子の好奇心の赴くままに遊んでくれれば良いんです

私は、そう思っています

砂場は、手で砂に触れるだけの場所じゃない
というお話でした

足で登って、崩して、踏ん張って
足元を読みながら、身体いっぱいで遊ぶ場所でもあるんです

もちろん、砂の感触を味わったり、
ままごとなども、私は大事にしています

明日の砂場遊び、どんなことをしてみたいですか?


ムツキ
ムツキ

ちょっと待ちなさいよ──感触遊びや、ままごともしてるわけよね
その横で山なんか登ってたら、ぶつかったり踏まれたりするんじゃない?
大人が何人必要なのよ?!

猫月
猫月

おっ、それは大事なところだよね
もちろん、安全への配慮はしてるよ
……っていうか、実はそこにも面白さがあるんだなー

ムツキ
ムツキ

……なによ、もったいぶるわね

猫月
猫月

長くなるから、次の機会にじっくり話そう

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