Q&A:新人保育士です。何からできるようになれば良いですか?

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コルクボードに相談が貼り付けられている。「新人保育士です。何からできるようになれば良いかがわかりません」 "I'm a new childcare worker. I don't know where to start or what I should be able to do." みんなのQ&A

こんにゃちは、猫月です😺

今回は、いただいた質問に回答していきます

ワツキ
ワツキ

あー、新人さんは初めてのことだらけで、
先輩を参考にしようにも、
何からしたら良いかわかりませんもんね

猫月
猫月

「わからないこと」がわからないもんね
私も、子どもとどう遊んだら良いかも
ずっとわからなかったからなー

ワツキ
ワツキ

うふふっ、猫さんにもそんな時期があったんですねー
私としては、新人さんには、
子どもたちと楽しく過ごして欲しいですね

猫月
猫月

そうだね、保育園が“楽しい”と感じて欲しいね
そのためにも、まず目指すのは
「元気に毎日出勤すること」だと思うよ

保育士として勤め始めた頃、
私はとにかく毎日焦っていました

保育は初めてでも、社会人経験はあったので、
「保育園でもやれるってことを見せなきゃ!」
と肩に力が入っていたと思います

でも、新人を迎える立場になって思うのは、
「まずは、元気に出勤してきてくれたら十分」ということです

これから一人前の保育士になっていくのですから、
その土壌を作っていくためにも、
(有給はしっかり取ってもらうとして)
健康に過ごして欲しいと願います

ということで、今回は「元気に出勤できるように」というお話をします

新しい環境で過ごすと、どうしたって疲れます
そうなると、体調も崩しやすくなりますよね
そこで大事になるのが「手洗い・うがい」です

「当たり前でしょー」と思ったあなた!
👇のように丁寧に洗っていますか?

私が手洗い・うがいを強調するのは、
保育士1年目の苦い出来事があったから──

保育園で誰も罹っていない
プール熱(咽頭結膜熱)で1週間も休んでしまったのです……

私の場合、まずは高熱が出ました
内科を受診すると「咽頭炎」とのことでした
ところが翌日、目が開けられないほどの目やにが出て、
眼科を受診することにしました

受診すると──
🧑‍⚕️あー、プール熱ですね
😺あの、保育園で誰もプール熱に罹ってないですけど
🧑‍⚕️電車通勤されてるでしょ?つり革からうつるんですよ

アデノウイルスは感染力が強く、
目を擦った手で触れた箇所にウイルスが残ります

つまり、私はウイルスのついたつり革に触れてしまい、
そうと知らずにその手で目を擦ったか、何かを口にしたか
感染してしまったわけです

もちろん、手洗い・うがいはしていました
ただ、先ほどのような手順でしっかり洗えてい方というと……💦
きっと、きちんとは洗えていなかったのでしょうね

幸いにも、保育園で新たな感染者は出ずに済んだのですが、
私自身は1週間も仕事を空けることになってしまいました

新人にとって「1週間不在にする」というのは、
本当にメンタルがへし折れます💔

「元気に出勤する」というのは、
こういう日常的なことをおろそかにすると、
あっという間に崩れ落ちるものなのです……

日頃の“当たり前”を大事にしていきたいですね

突然ですが、私は散歩が好きです!

できることなら、通勤もできるだけ歩きたいと思っています

仕事で何がモヤモヤっとしたことがあっても、30分も歩くと不思議なもので気分が晴れてきます

悩みが解決するわけではないんですけれど、
相手は、こう考えていたのかもしれない
明日は、こんな言葉で伝えてみよう
など、同じ事実でも捉え方が変わってくるのです

私の場合は、さらに30分ほど歩いて考えをまとめます
前向きに考えられる心地よい時間です

「運動を習慣化しよう」と聞くと、
わかってるんだけど……
と思う方はいらっしゃるでしょう

ただでさえ仕事で疲れているのに、さらに運動するの?
って本音も、あるのではないでしょうか

私は以前、ヨガ講師の小澤直子さんの講座を受講したことがあります
小澤さんは、子ども向けに「ほぐしあそび」というものを考案されており、
保育に取り入れたいと思ったのがきっかけです

その講座の中で、小澤さんは身体を動かすことの大事さを解説されていました

身体を動かすと血行が良くなる
それは当然、脳にも影響します

運動をすると、脳が活性化して、思考がポジティブになるんです

これ以外にも、運動が好影響になる理由は研究もされているのですが──
詳細は、専門用語が並ぶので割愛しましょう(笑)

簡単に説明すると、
「運動をすると“幸せホルモン”が分泌される」ってことです

新人の頃は、思ったように仕事が進まず、悩むことも多いでしょう
努力はもちろん大事なのですが、
自分の課題と前向きに付き合うためにも、
運動の習慣は大事だと思います

どうしても時間がない!という時は、
私は子どもたちと「エビカニクス」を本気で踊ります
仕事をしながら身体を動かせるのも、保育士ならではの強みですね

これは本当に気をつけてもらいたいのですが、
この仕事をしていると関節に持病を抱えている人が多いです

特に新人がなりがちなのが、腱鞘炎です

腱鞘炎は、手首や指の使いすぎから起こります

保育士は、ただでさえ制作作業やピアノで指を使いますね
また、子どもを抱っこするときには手首に負荷がかかります

4月は子どもも新入園児が多いですから、
どうしても抱っこをすることが増えます
すると、あっという間に手首は限界を超えてしまうのです

もちろん、他の関節痛も怖いのですが、
年度当初に罹りがちという点で、
腱鞘炎を防ぐ手立てをお話ししていきます

「腱鞘炎を防ぐ縦抱っこの仕方」解説。左に手首に負担の少ない抱っこ、右に手首に負担のかかる抱っこの仕方を解説している。手首は返さず、前腕全体で子どものお尻部分を支えると、手首への負担は減ります。(How to hold your baby to prevent tendinitis: Supporting the child's bottom with your forearm reduces strain on your wrist.)

これは抱っこの解説図です
右🩵は、腱鞘炎になりやすい抱っこ
左🩷は、腱鞘炎を防ぐ抱っこです

違いは、手首の扱い方
腱鞘炎になりやすい抱っこは、子どもを手の平で支えています
腱鞘炎を防ぐ抱っこは、子どもを肘から手首までの腕で支えています

これは、子どもを抱え上げるときも同じで、
手で子どもを抱えると手首に大きな負担がかかります
ですから、子どもの両脇に大人の腕を通して、
手の平は子どもの背中に添えるようにすると、
手首への負担は軽く済みます

これは保育だけでなく、育児でも参考になるはずです

保育士がよくやりがちなのは、
子どもを片手で抱っこしながら、空いた手で作業をすることです
これ、私もやってしまいましたが、
かなりの負荷が関節にかかります

私の場合は、テニス肘になってしまいました
(そして、完治まで約1年かかっています)
腕で子どもを抱っこしていたのですが、
それでも片腕抱っこは負荷が大きいのです

関節の炎症は、一度こじらせると回復に時間がかかります
ですが、やり方で防げるものも多いので、
自分の身体の扱い方を学ぶのは、
日常生活を健やかに過ごすためにも大事ですよ

新人として保育士になったあなたは、
「早く一人前になりたい」と意欲に満ちているでしょう
それと同時に「うまくいかない」壁にもぶち当たるでしょう

知識やスキルをどれだけ身につけても、
その壁を乗り越えるのは、なかなか難しいです

なぜなら、知識やスキルを使いこなすには、
経験が伴う必要があるからです

経験は、子どもと向き合う機会の中で培われます
そう、毎日安定して出勤できることが、あなたを成長させるのです

とはいえ、疲労感ばかりで、節々が痛んだ状態では、
どんなに子どもと向き合っても、
保育から前向きな経験を得るのは難しくなってしまいます

だから、「元気に」とあえて申し上げたのです

「元気」って、響きだけだと幼く聞こえるかもしれませんが、
“体”も“心”も充実した状態ですからね
それを維持できるって、十分にひとつの成果なんですよ

自分の健康をしっかり管理できる
それが身につけば、あなたの保育も地盤が固まります
安定した地盤だからこそ、高層ビルも建つでしょう?
あなたの保育士としての才能も、健康という地盤があってこそ伸びゆくのです

「保育士として成長したい」
「質の高い保育を提供したい」
そういった志を実現するためにも、
まずは私が提案した3つのポイントを押さえてみてください
それだけでも、保育士としての大きな悩みがひとつ払拭されます

これが達成できたあなたは、きっと保育士としても伸びていきますよ

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