こんにゃちは、猫月です😸
今日は、とある3歳児クラスの1日を追いかけながら、
保育に重要な環境や配慮についてお話ししていきたいと思います

私たちはいつもお話を伺っていますけれど、
猫さんの保育は、まだまだマイナーですものねぇ
今回のお話も、とっても楽しみです♪

それを言われると、返事に困るね…
実際、職場でもなかなか意図が伝わらないことが多いよ💦
私も一人で担任しているわけではないですから、
まったく伝わらないということはないです
でも、組んだ同僚に毎回理解してもらえるかというと…
難しいことも多いですねぇ
私自身が心掛けているのは、
「子どもの伸び代を信じること」と「より伸びやすい環境を整えること」です
個人的な考えとして、
「子どもの成長は青天井!」だけど
「妨げとなるものはあるから、それをどけるのが保育士の仕事」
というものがあります
イメージとしては”ジャックと豆の木”の豆の木みたいな感じですかねぇ
雲を突き抜けるくらいに、子どもには伸びる可能性がある
けれど、伸びようとした先に何か邪魔するものがあったら、
そこで滞ってしまうじゃないですか
そういうものをどける、もしくは避けていけるように、
環境を整備していくのが「子どもの育ちを支える」ことだと思うのです
と、説明だけだとなかなか伝わらないと思いますので
(実際に職場で私は宇宙人扱いですし👽)
今日は3歳児保育の事例を交えながら、私が保育で心掛けていることについて
全7回の連載でお話ししていきます
▶️ 行動心理学から、子どもへのアプローチを考える
「なんてことのない1日」にこそ、自立の芽はある
まず、3歳児の1日を想像してみてください
登園した子どもたちは、
『おはよう!』と元気よく入ってくる日もあれば、
涙ぐんで保護者から離れがたい日もあります
靴を脱ぎ、荷物を片付け、保育室へ入るまでの流れも、
子どもによってスムーズだったり、なかなか気持ちの切り替えが難しかったり
朝の自由遊びでは、すぐに好きな遊びに向かう子もいれば、
保育士のそばから離れられない子もいます
そのあとの、集まりの時間・着替え・園庭あそび・給食・午睡──
どれも保育士なら誰もが経験している“3歳児の、なんてことのない1日”です
けれど、その中で子どもたちは、
・衣類の着脱がうまくいかない
・おもちゃの片付けに乗れない
・布団に入っても寝つけない
など、日々それぞれの“葛藤”を抱えながら過ごしています
“困った姿”ではなく、“発揮しにくいだけ”の力
3歳児は、生活を自分でコントロールし始める時期
意欲もあるし、できることも増えてきます
でも、“うまくいかない日”もあるし、“気が向かない日”もある
それは決して、「困った姿」ではありません
ある園長が、私たちにこう伝えてくれました
「“もう3歳”じゃなくて、“まだ、ちゃんちゃい”だからね」
この言葉が示すように、
子どもたちは今、「手厚く守られた未満児期」から、
「少しずつ自立していく幼児期」への
過渡期の真っ只中にいるのです
だから、環境と関わりを変えてみた
私たちは、Beforeの姿をあらためて見つめ直しました
「この子は、どうしたら“できるようになる”だろう?」 ではなく、
「どこで、どんな環境なら、持っている力を発揮できそうかな?」
そんな視点から、環境や保育士の関わり方を少しずつ変えていくことにしました
配慮とは、子どもを手助けすることよりも、
“子どもが自分の力を発揮しやすくすること”という視点で考えるようにしたのです
その結果が、下に表した1日のBefore&Afterです
比較して見えてくる、変化の種

行動が変わったというより、持っている力を“発揮しやすくなった”
と言った方が正しいのかもしれません
明日以降の章では、1日の中から6つの場面を抜粋して、
各場面ごとの配慮について、実際の事例を交えながら紹介していきます
日々の生活の中に、たしかにある“自立への小さな芽”を、
一緒に見つけていけたら嬉しいです
▶️ 子ども主体の保育を考えていきたいあなたへ
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