こんにゃちは、猫月です😸
保育園では、絵の具・紙・粘土・クレヨン――
毎日のように「つくるあそび」があります
でも、子どもたちにとって大切なのは
「なにを作るか」よりも
「どう感じるか」「どう遊ぶか」ということ
「完成品」を目指すのではなく
“作っている途中そのもの”が、子どもにとっての表現なんです
保育は、保育所保育指針に基づいています
保育園で行われている保育は
保育士が思いつきで考えているものではありませ
すべての保育士は「保育所保育指針」という
国の基準に基づいて、保育の内容を組み立てています
この中の「表現」という領域では
こんなふうに書かれています。
「感じたことや考えたことを、自分なりに表現することで、感性や創造性を育てる。」
🔷保育所保育指針より(表現:ねらい)
さらに、具体的な内容としても――
・水・砂・粘土などの素材に触れて楽しむこと
・音、形、色、手ざわりなどを味わいながら感じること
・自分の思いを、自分なりにあらわすこと
などが示されています
つまり、きれいに塗ることや上手に作ることが目的ではないんです
「これ、やってみたい!」
「うまくいかないけど、面白い!」
そんな感覚や発見を大切にするのが
制作遊びの本当の意味です
作品よりも「体験」をたいせつに
たとえば、赤く塗るはずの紙を
ぐちゃぐちゃに塗ったり、やぶいたり
一見すると「失敗?」と思ってしまいそうな場面でも
子どもにとっては
「今、感じたままを表した」かけがえのない体験
なのかもしれません
「うちの子、何これ…?」と思った作品にも、
その子の気持ちが動いた瞬間が、ちゃんと隠れています
「その子の心が動いた瞬間」をつぶさに保護者へ伝えることも
保育士の大切な役割です
保育士は、ママやパパの子育てをともに歩む“伴走者”
お子さんの感動や挑戦のひとときを
保護者の皆さんと共有できるよう、日々の関わりを大切にしています
この「子どもの手から、生まれる世界」の記事では、
子どもの“表現する力”を、5つの視点から見つめていきます
次回は――
「それは子どもが作りたいもの?」と
問いかけてみたくなる制作あそびの話
どうぞお楽しみに
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