こんにゃちは、猫月だんくるおすてうすです😸
【0~1歳児に届けたい絵本】というお話をしました👇
今回は【2~3歳児に届けたい絵本】についてお話していきます。
言葉の成長は、個人差が著しいですが、
2~3歳児は言葉の成長が爆発する時期と言われます。
おおよそ1日に4語獲得するとか。
1年間だと、1,500語くらいということですね😄
中学生が3年間で学ぶ英単語の目安が1,600~1,800語ということですから
その成長の目覚ましさが分かりますね😳
そんな言葉への関心が旺盛な子どもたちに、
どんな絵本を届けましょうか🤗
ということで、あくまで私の主観で
「2~3歳児に届けたい絵本」としてお話していきます。
言葉の音が楽しめる
2~3歳児は言葉への関心が高いです。
言葉へ耳聡い👂とも言えます。
まずはその好奇心を引き出すような、
言葉の音が楽しめる絵本を紹介します。
今回も登場、とよたかずひこさん😆
とよたさんの作品は、
言葉のリズム
繰り返し
オノマトペ
このような表現がふんだんにあり、
耳心地が良いです。
2~3歳児はまだ文字が読めませんが、
音で絵本が読めるようになります。
ピアノでいえば、耳コピってやつですね。
耳で聞いた言葉を、自分でも発する。
そのきっかけになる絵本だと思います。
石津ちひろさん、山村浩二さんの絵本です。
言葉遊び(駄洒落?)で楽しい絵本です。
絵本タイトルからも分かりますね(笑)
絵本を十分に楽しんできて、
言葉の魅力や音が楽しめるようになってきた子どもたちに読みます。
なぜかというと、
この絵本は単色背景(白バックなど)ではなく、
きちんと背景が描き込まれているからです。
単色背景の絵本は、
子どもが注目すべき絵が明確です。
ですが、背景があるといろいろなモノが視界に入ります。
言葉を聞いて、その言葉と合ったモノに注目することができるようになったら、
この絵本を十分に楽しむことができるでしょう。
長谷川摂子さんと、降矢ななさんの作品です。
「あったとさ あったとさ ひろいのっぱら どまんなか」
「こどもが100にんやってきて」
このフレーズのくり返しが楽しい絵本です。
文章がリズムで耳になじむ作品ですね。
とにかく“きょだいな”ものと100人の子どもたちがでてきます。
「子どもたちの中に自分もいたら…」
なんて気持ちにさせてくれる絵本です。
実は隠し要素もあるので、
読み込むのが楽しくなる一冊ですよ♪
真似っこする
2歳というと、自我の発達が目覚ましい時期ですが
(自我が発達すると「イヤ」も出てきますね)
この時期の子どもは「自分もできる!」想いに溢れています。
言わずと知れた、エリック・カールさんの作品ですね。
いろいろな動物たちが動作をしながら、
「きみはできるかな?」と尋ねてきます。
私は運動遊びの一環に取り入れていますが、
「できるかな?」
「できそうだね」
「できたね!」
の体験を通して、
子どもの自我の成長を受け止めていける一冊だと思っています。
子どもも楽しみつつ、
大人も子どもと向き合える絵本、
といったところでしょうか🤗
この2冊は、もう説明するまでもないですかね(笑)
2~3歳児のごっこ遊びの題材にもよく用いられます。
『おおきなかぶ』は、かぶを抜く動作が模倣しやすいのが楽しいところ。
『てぶくろ』は、「自分も手袋に入ってみたい」想像が膨らみます。
私は「イヤイヤ期」という言葉は使いませんが、
子育て2・3年生のお母さん・お父さんは、
やっぱり当惑する時期ですよね。
真似・模倣は、子どもの「やりたい」と「できた」の意欲を満たせます。
まぁ、絶対にではないのですがw
一つのきっかけとして、
真似したくなる絵本を読んでみるのはいかがでしょうか。
「自分と同じ」と共感する
自我の芽生えというのは、
「自分って?」を探り始める時期です。
「ママ・パパは、自分とは違うんだ」に気付き、
「自分も、大人と同じことができるはず!」の意欲に溢れます。
まぁ、それが叶わなくて「イヤ!」となる子が多いのですが(笑)
一方で、家族以外の誰かの姿を見て
「あ、自分と同じだ」と共感する力も成長してきます。
きくち ちきさんにしては、珍しいタッチの作品ですが、
絵本の中に子どもの共感性が現れています。
それは、電車が来るたびに広がっていくのですが―
実際の作品をご覧いただけたらと思います🤗
ヨシタケ シンスケさんは、心の機微を描くのが秀逸ですよね✨
特にこの2冊は、
2~3歳児の心と、
親のため息を
的確に描かれている絵本だと思います(笑)
ノンタンも、子どもが共感しやすい絵本でしょうね。
ノンタン、最初は自分の思い通りに遊んでいるのですが、
なんだかそれだけだと楽しくない思いをします。
「どうしたら楽しくなるかな?」
そういう自分への問い掛けを経験していくんですね。
日本人は“道徳”を大事にしますが、
道徳って、大人の理想通りに行動することではないんですよ。
保育は「子どもは、子どもたちの中で育つ」が軸だと思いますが、
自分たちで納得する方法を見つけることが大事。
大人からすると、「え?それで良いの?😳」という落とし所だって良いんです。
当人たちが納得しているんですから😆
ノンタンはああしたけれど、
自分だったらどうするかなー?🤔
そんなきっかけになったら素晴らしいですね。
「知りたい!」
自我が芽生え、
自分以外の存在に目が向くようになると、
好奇心や知的探求心も伸びていきます。
知的といっても、知識を得られれば良いわけではなく、
自分で疑問を持ち
自分で試し
自分で省みる
そういう行程のくり返しが大事です。
子どもは、自然とPDCAサイクルをこなしているようです。
三宮麻由子さんは、盲のエッセイストです。
視覚的なハンデがあることで、
より、体感的な表現をされています。
ハンデのない私たちが読んでいると、
「え?これ、どう読むの?」
と思うような音表現などをされていますが、
実は「そういうもの」というバイアスを持っているだけなのかも、と気付かされます。
子どもたちは、大人のような思い込みがありませんから、
三宮さんの絵本をきっかけに、
「自分だったら、どう聞こえているか」「感じているか」を
子どもも大人も探ってみるのも
面白いのではないでしょうか。
子どもはごっこ遊びが好きですが、
しろくまちゃんは実際に料理をしたのですね🍳
(実際にはシロクマという熊はいませんが、ここはご愛敬🤫)
さらに実践的なのがこの2冊🍙
お米の量り方から始まる写真絵本です。
料理が苦手という親御さんもいらっしゃるでしょうが、
子どもの好奇心に付き合うのならばいかがでしょうか。
1合のごはん、ちょっと失敗したって良いじゃありませんか。
ちょっと塩っ辛いみそ汁になったって、良いじゃありませんか。
自分でやってみようとした気持ち
そして、実際にやってみた経験
「おいしくなかったぁ😩」も、
大事な大事な、知恵になっていくんです。
自分にはできないと思っていたことを、
悪戦苦闘しながらでも
最後までやり遂げたという体験は、
きっと図鑑や博物館で得られる知識よりも、
子どもの知恵や意欲を伸ばしてくれると思いますよ✨
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ぶっちゃけ、紹介しきれていません🤣🤣🤣
またいつか、紹介する場を設けたいと思います。
お子さんと、楽しい絵本時間を過ごせますことを🌠🙏
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