こんにゃちは、猫月だんくるおすてうすです😸
質問をいただきました。
2歳児の担任です。
給食後の午睡準備の際、
うがいや着替えを終わらせたあと
絵本コーナーで絵本を読んで過ごすのですが、
他の子の準備をしている間に飽きてしまう子が出てきます。
子どもたちが午睡に向けて
落ち着ける過ごし方はありますでしょうか?
食事のペースは個人差がありますから、
一斉に「ごちそうさま」とはいきませんよね。
それに、2歳児はまだまだ着替えなど生活面での援助が必要
2歳児クラスの保育士配置基準は、
子ども6人に対して大人が1人(1967年制定😓)
どうしても一度に援助できる子どもの数は限られてしまいます。
ということで、
今回は2歳児の食後から午睡までの生活の流れについてお話していきます。
”本能”を尊重する
いや、あの…そんな難しい話が聞きたいわけでは😓
まぁ、まぁ、
チョイと耳を貸してくださいよ👂
きっと損はさせませんから😄
”本能的に不安になる”場面というものがあります。
それは、食事、睡眠、排泄です。
無防備で、外敵に襲われる可能性のある場面だからですね。
保育園生活に慣れた子でも、
この場面はぐずったり嫌がったりしませんか?
保育士が人手が欲しい場面も、
この給食、午睡、トイレ(おむつ交換)なのではないでしょうか。
「この時間は、子どもたちが落ち着かなくて当たり前」
という前提で腹をくくっているのは大事だと思います。
その上で、どう工夫したら、
子どもたちが落ち着く=安心して過ごせるか、
を考えていきたいと思います。
2歳児の食後の流れ
私が2歳児を担任していた当時は、
20人を14人と6人の2グループに分け
保育士を2人と1人とフリーで分担して生活していました。
フリー保育士は両グループの保育をケアをしつつ、
排泄や食事の準備などに携わっていく役割ですね。
食後の流れとしては、
うがい ⇒ トイレ ⇒ 着替え ⇒ 入眠
といった感じでした。
誘導としては3人ずつくらいですね。
もちろん、食事が済んだ子をわざわざ待たせる必要はないですから、
6人ぐらいを相手することもあります。
「やってー!」のラッシュになっても困りますから
「ごめーん、先生の腕2本しかなーい!😹」
と応じつつ、自分でできることは見守りながら促していきます。
(「見てて」の意には「見てるよ👍」で応えるってことです)
まー、腕は2本しかないんですけど、
なぜか4人くらいは一度に着替えできるのが
保育士の不思議生態ですよね…
着替えが済んだ子は自分の布団に入って、
腕2本で奮闘している保育士を見てニヤニヤしてます
着替えが済んだら、自分の隣に来てくれるのは分かっている
待たずに「おやすみぃ😴」と寝ちゃう子もいますけど
もちろん、4月からの関係性があっての姿ですけどね。
保育士の配置としては、
食事(+うがい)に2人、着替えに1人(リーダー)、トイレに1人(フリー)です。
子どもの状況に合わせて、流動的ではあります。
子どもの食事が終わった時点で、フリーが片付けへ。
その頃には子どもの半分は眠ってますから、
リーダーから休憩へ入ります。
お腹が満たされたら、休息へ
大事にしたいのは、先ほどの“本能”の部分ですね。
食事、睡眠、排泄は、どれだけ安心して過ごせるかが環境配慮の軸です。
そうなると、
食事の後に何かをして待つ時間があると、
安心が途切れてしまいます。
お腹が満たされて安心しているところに、
「待たなければならない」ことがあると、
気持ちを奮わせなければなりません。
だって、不安が顔をのぞかせるんですから。
そうなると、子どもはどうするか。
友だちにちょっかいを出す
部屋を走る
ぐずる・泣く
なんとなく、そんな姿が想像できませんか?
「絵本を読んで待っててね」
と言われたって、
生理的な不安があるんですから、
落ち着いて読むのはなかなか難しい。
大人だってどうでしょう?
目の前に無言の上司がいて、
その中で読書をしろと言われても、
内容が頭に入ってこないんじゃないですか?
子どもが安心して過ごせる環境を整えて、
食事⇒排泄⇒睡眠と連続的に行動できる方が、
子どもにとっても、保育士にとっても、
快適に生活できるんじゃないかと思います。
保育の主役はあくまで子どもです。
子どもたちの立場になって、
自分だったらどうして欲しいか
自分だったら何を避けたいか
その視点で環境を視ると、
いろいろと工夫する余地に気付くのではないでしょうか。
保育の参考になれば、幸いです😸
コメント