こんにゃちは、猫月です😺
連載として「1・2歳児のごっこ遊び」で
私が保育で実践した絵本を紹介する第2回です
1・2歳児のごっこ遊びは、
まだまだ見た目の真似っこが多いですが、
遊びの真似っこも大好きですね

絵本の言葉を、たどたどしくも
同じように言おうとしているのが
また可愛らしいですよねぇ

自我が芽生えてくると、身近な人と同じことを、
まずは形通りにやってみたくなるからね
言葉の真似っこも育ちの姿なんだよ
かくれんぼ絵本は、
言葉の真似っこには格好です
「もういいか〜い?」
「まーだだよ」
「もういいか〜い?」
「もういいよー」
真似っこ、かつやり取りですからね
今回は、子どもたちの好きな絵本から、
「かくれんぼももんちゃん」を紹介します
『かくれんぼ ももんちゃん』
作:とよたかずひこ 版:童心社
とよたかずひこ先生の“ももんちゃん”シリーズの1冊です
ももんちゃんは、
1・2歳児には定番キャラクターの一人ですね♪
あらすじ
ひろい野原で、
ももんちゃんがかくれんぼをしています
「もーいいかい」「まーだだよ」
「もーいいかい」「もーいいよ」
とっとこ、とっとこ
ばちゃばちゃばちゃばちゃ
最初に見つけたのは、誰かな?
『かくれんぼ ももんちゃん』の面白さ
1・2歳児の子どもにとって、
「見えないものを想像する」というのは、
実は難しいことなんです
「見えていないけれど、きっとこうだよね」
想像と現実が繋がることを知ると、
イマジネーションへの意欲が伸びてきます
だから、“いないいないばぁ”とか、“かくれんぼ”が面白いんですね
(👇かくれんぼ絵本は以前も紹介しています)
展開として、くり返しであることや、
とよたかずひこ先生が紡ぐ 言葉のリズム
目でも、耳でも、身体でも楽しさを感じられる作品です📕
子どもたちがごっこ遊びをするなら…
部屋の中でも、園庭でも、散歩先でも
「もーいいかい?」「まーだだよ」
「もーいいかい?」「もーいいよ」
このやり取りだけで楽しめます
ぶっちゃけ、隠れきれていなくても良いんです👌
子どもは隠れる
大人はそれを探す
今度は大人が隠れる
子どもが探して見つける
これだけで、かくれんぼごっこは成立するんです
ゲーム遊びとして成立させるのは、
ずっと後の話ですからね😉
保育園で見せるなら…
かくれんぼももんちゃんには、
3つの場面が出てきます
海・林・空です
私がごっこで遊んだ時は、
ダンボールで3つのパネルを用意しました
保護者が顔を隠して
「もーいいかい?」とやっている間に、
そっとパネルの後ろに入るのです
子どもたちの「もーいいよー」で
保護者には顔を出してもらいます
そして、お子さんが隠れたと思うパネルに向かって
名前を呼んでもらいます
当たるかな?違うかな?
見つかっても、隠れ切っても、
子どもは嬉しそうにパネルの後ろから
保護者のひざの上に返ってくるのです
親子で遊ぶなら…
お互いに隠れ合うのも楽しいですが、
隠れている間に子どもが危なくないか
心配なこともありますよね
別の遊び方をするとしたら、
私は、絵本に登場する、
ふねさん、くるまさん、ひこうきさんを、
描き写して紙人形にしました
(👇プリンターがあるなら、記事を参考に作れます)
作った紙人形を、部屋の中に隠すのです
最初は大人が隠して、子どもが探す
慣れてきたら、子どもが隠して大人が探す
楽しむコツは、絵本と同様に、
ちょっとだけ見えるように隠すこと♪
見つけることが楽しいわけですからね
🎯隠れるのも、見つけるのも、見つかるのも楽しい
物語のごっこ遊びというよりも、
“かくれんぼごっこ”を楽しむ感じです
でも、ただの模倣と違うところは、
「ももんちゃんみたいに」という
憧れの想いがあるということ
その想いがあった上で、
「ここにいるかな?」
「ここにいそうだな」
「ほらっ、見つけた!」
という推測や想像といった知的活動ができます
みんなで“かくれんぼ”を楽しんでいきましょう♪
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