こんにゃちは、猫月です😸
保育士の仕事といえば「保育」ですが
保育園には保育以外の仕事もあります
👆の記事でもふれていますが
大学・短大や専門学校などの
保育士養成校からの実習生は
子ども過ごすことを前提にやってきます
また、他業種などから
国家試験を受けて保育士を目指す方は
保育以外の業務など
およびもつかないところなのではないかと思います
いざ現場へいったら
「こんな仕事のがあるの?」
「子どもたちと過ごせないの?」
となると困ると思うので
まとめを試みているのが
この記事になります
もしかすると
この記事を読むことで
「…こんなに大変なの?」
と思われるかも知れませんが
逆に「こういう仕事から慣れていこう」
と思ってもらえるかも知れません
今回も
保育園での保育以外の業務について
お話ししていきたいと思います
の第2弾です🤗
業務にはどんなものがあるか
保育園での業務には
どんなものがあるのか
以前の記事で挙げたものを
おさらいです
書類作成・管理
・児童の発達記録や日報の作成
・保護者向けの連絡帳の記入
・保育計画や行事計画の立案 など
施設の清掃・衛生管理
・保育室の清掃や遊具の消毒
・トイレや食事スペースの衛生管理
・ごみの分別と処理 など
園内の安全管理
・園庭や施設内の点検
・防災訓練の計画と実施
・危険箇所の確認と対策 など
スタッフ間の連携・会議
・定例ミーティングへの参加
・職員同士の情報共有
・保育方針や問題解決のための話し合い など
研修・勉強会への参加
・研修や勉強会への参加
・法律や指導方法のアップデート など
備品管理・発注業務
・文具や消耗品の在庫管理
・必要な教材や備品の発注 など
ざっと挙げただけでも
保育士は子どもたちと過ごす以外にも
多くの業務をこなしています
そして、こういった業務にも
やはり専門性が求められるのです
ではこの後は
それぞれの業務の進め方について
お話ししていきましょう
スタッフ間の連携・会議
保育園では
保育士同士や他のスタッフと
連携して仕事を進めることがとても重要です
子どもたちを見守るために
スタッフ同士でしっかりと情報を共有し
協力して業務を行います
日々の業務連携
保育士同士の連携では
その日の子どもの様子や
特別な連絡事項を共有します
たとえば
「今日はCちゃんの体調が優れないので
定期的な検温や注意が必要」
「Dくんはいつもより早い登園だったから
必要な場合は午前寝をしよう」
といった細かな情報を他の保育士と共有します
この連携があることで
保育者全員が同じ情報を持ち
スムースに保育が進みます
情報共有のタイミングとしては
情報を得た時点で周囲のスタッフに伝えます
不在の職員にも伝え漏れることのないよう
連絡用のノートなども用意しておきます
連絡事項としては
子どもの体調の他
送迎時間の変更や
保護者の在勤場所(出張などですね)
提出物があったことなどを記しておきます
日々の連絡は
些細なようで重要なものが多いので
とにかく全員に正確に伝わることを心掛けます
定例会議
園全体のスタッフが集まって
定例会議を開きます
うちの園では毎週開いていますが
月に一回というところもあります
この会議では
園全体の運営や行事の進め方について話し合います
運動会の準備だけをとっても
「どの保育士が何を担当するか」
「どの業務をいつまでに終わらせるか」
「安全対策としてどのようなことを準備するか」など
細部にわたって確認、共有します
また保育計画や進捗を共有し
保育中に起きた課題や改善点についても話し合い
よりよい保育を目指します
保護者対応の共有
保護者とのやり取りについても
スタッフ同士で情報を共有します
例えば
「Eくんの保護者から
家庭での食事に関する相談があった」
「Fちゃんの保護者が
転職することを報告してきた」
というような情報は、全員で共有しておく必要があります
こうすることで
どの保育士も同じように
保護者と対話することができます
研修・勉強会への参加
保育士はより良い保育を提供するために
「研修・勉強会」に参加して学び続けることが大切です
「保育には正解はない」とも言われますが
「不正解はある」とも言われます
定期的に勉強し、自分のスキルを向上させることが求められます
保育方法や改善点の勉強会
保育の質を向上させるために
保育士同士で保育方法について学ぶ
外部研修や園内研修を行います
外部研修は
田中教育研究所など
子どもの発達の専門家の研修を受講します
子どもの遊びについても
スポーツインストラクターや
作業療法士など専門家から
子どもの発達と
それに相応しい遊びの内容や遊び方を
学ぶ機会が得られます
園内研修では
「遊びを通じた学び」や
「子どもの主体性を引き出す保育」など
保育理論を学び
どう実践するかを話し合います
講師を外部から招くこともありますし
保育士同士が学んできたことや
保育実践の経験を通して事例検討を行い
これまでの保育をブラッシュアップすることもあります
こうした学びの機会は
子どもたちの成長を支えるために非常に大切です
職員同士のフォローアップ
新しいスタッフや経験の浅い保育士に対して
先輩保育士がフォローアップを行うことも重要です
例えば
新人保育士が初めてクラスを担当するときは
先輩がメンターとして
アドバイスをしながら保育を進めます
新人が安心して保育に専念するためには
失敗を怖がらずに済むサポートが重要です
そして、ベテラン保育士も
メンターを担う研修を受けています
保育の実績と
新人教育の実践とは
また別のスキルや視野が必要となるからです
保育園全体で
新人が独り立ちできるよう
学んでいく姿勢が求められているのです
スタッフ間の連携や会議は
保育園全体で子どもたちの成長を支え
円滑な運営をするために欠かせないものです
日々の小さな打ち合わせから大きな会議まで
スタッフが情報を共有し、協力して保育を行うことで
子どもたちが安心して過ごせる環境を作り上げています
セミナーや研究会への参加
直接的な業務ではありませんが
個人で任意的に研修へ参加することもあります
あくまで任意ですので
学習会の案内は職場からありますが
受講の申し込みや受講料などは
個人で行います
保育士としての自分を向上させるためには
大事な機会となります
例えば
汐見稔幸教授や大豆生田啓友教授など
研究者の講義を受講したり
出版各社が開催しているセミナーや
各地にある保育研究会などへ
参加したりする方法があります
オンラインで受講できる機会も増えましたので
自分自身を高めたい場合は
受講を検討してみてはいかがでしょうか
応急処置や安全対策の研修
子どもたちが安全に過ごすためには
保育士が応急処置や安全対策を
しっかり学んでおくことが必要です
私の園では全員が
上級救命講習を受けることが求められています
心肺蘇生法(CPR)や
けがをしたときの応急処置
避難訓練の進め方などについて学びます
こうした研修は
万が一の事故や災害時に
迅速で適切な対応をするために欠かせません
例えばですが
嘔吐や下痢の処理などを正しく理解していないと
園内で感染症が広がることもありますし
あなた自身が感染してしまう可能性も高くなります
普段の生活の中で
ノロウイルスやコクサッキーウイルス群には
アルコール消毒は効果がない
なんて知りようもないですものね
自分自身も含めた
安全や衛生について学ぶことも大事な仕事です
備品管理・発注業務
保育園で子どもたちが毎日快適に過ごせるように
必要な物品を揃えておくことは大切です
そのため、園で使用する
さまざまな道具や消耗品が不足しないように
把握、管理しています
備品の在庫管理
保育園では
紙やクレヨンなどの文具
トイレットペーパー、消毒液など
日常的に使う消耗品がたくさんあります
これらの備品が不足しないように
育士が定期的に在庫をチェックし
必要に応じて発注を行います
最近だと
おむつのサブスクリプションなどもありますね
サービスの申し込みは保護者が行いますが
おむつは保育園で管理しています
(保管スペースの用意など賛否はありますが…)
備品は、突然になくなることはありません
また保管場所にも限りがありますから
消費量の傾向を確認しつつ
一定量を下回ったら購入するという
システム化が大事になってきます
壊れた物品の修理・交換対応
保育園で使うおもちゃや調度品などが
壊れることもあります
こういった物品が壊れてしまったとき
修理や交換が必要かどうかを判断し
修理を依頼したり、新しいものを購入したりします
特に、子どもたちが使う遊具や学習道具は
安全面が重要なので
すみやかな対応が求められます
修理でよくあるのは
破れた絵本を直したり
つみきのささくれを削ったりなどでしょうか
あみ戸の修繕や
水道のパッキンの交換などもしますね
壊れたおもちゃや備品を廃棄するのも
大事な仕事になってきます
行事に合わせた備品の準備
保育園では
運動会や発表会、季節の行事など
イベントがたくさんあります
これらの行事には
通常の保育と異なる道具や消耗品が必要です
たとえば
運動会で使うBGMの音源や
発表会で使う衣装の材料などです
行事に必要なものをリストアップし
早めに発注して準備を整えます
行事の直近では
店舗に在庫がないことも多いので
年度当初に発注する時期も検討しておきます
予算に合わせた管理
備品の発注には予算が決められているため
必要なものを全て揃えるだけでなく
予算内で適切に管理することも重要です
備品を無駄遣いせず
計画的に使って
予算内でやりくりする工夫が求められます
定期的な発注スケジュールの作成
日々使う備品については
定期的に発注スケジュールを作成しておくと
効率的に管理できます
トイレットペーパーや消毒液などの消耗品は
毎月の消費量はほぼ同じくらいなので
一定期間ごとに発注するようしておけば
急に不足する心配がありません
最近は
定期購入できるECサイトも増えていますね
備品管理や発注業務は
子どもたちが安心して過ごせる環境を保つために
欠かせない仕事です
在庫管理や発注を適切に行うことで
ストレスの少ない保育運営が実現します
最後までお読みいただき
ありがとうございます
保育園での
保育以外の業務について
2回に渡ってお話してきました
文字に起こすと
要約してもこれだけの業務があるんですよね
「子どもと遊んでいるだけ」
と言われがちな保育士ですが
その実は、結構いろいろな業務をしています
「そんなの、どの仕事でも同じだよ」
と思われるかも知れません
そうです、どの職業でも大事なことを
子どもを保育しながら行っているのです
私は
「保育士は素晴らしい仕事❗」とか
「他の職業よりも大変だ💢」などとは
考えていませんけれど
「どの仕事とも同じように
保育士も仕事をしているでしょう?」
とは思っています😉
保育士のホスピタリティの高さは
他職種に転職した時も
消費者の安心や
組織の安定に役立つと
経営者から伺ったこともあります
保育には正解はないとも言われますが
定型業務には誰もがやりやすい型があります
保育士として働いていく中で
まずは保育以外の業務をこなして
地力を高めていくのもいかがでしょうか
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