秋が来て 楽しみになる 絵本5冊

※記事内に広告を含む可能性があります
※記事内に広告を含む可能性があります
たのしい絵本

こんにゃちは、猫月です😸

みなさんは「秋」というと
何を思い浮かべますか?

食欲の秋🍠
芸術の秋🎨
行楽の秋🎒
運動の秋🏃🏻
読書の秋📚

真夏の暑さも過ぎて
過ごしやすい季節ですから
屋外へ出たり
いろいろなことを体験したり
実りを享受したり
やっぱり秋は魅力的ですよね

そんな秋を
子どもたちと感じる絵本があります

でも、秋の絵本もたくさんあるんです
すべては挙げ切れないので
今回はその中でも5冊を紹介していきます

では、まずは行楽の秋から🚃

行楽の秋🎒

【でんしゃくるかな?】は
0・1・2歳児向けの絵本です

シンプルな構成で
駅のホームにいる子どもたち
電車が「くるかな?」と
期待して待っているんですね

どこかへお出掛けするようで
自分が乗る電車が来るまで
「きたー!」と
他の電車を見ては喜んでいます

聞いた話によると
モデルはきくちさんのお子さんで
場所は中野駅(東京都)だそうです

中野駅には
JR中央線と
JR中央・総武緩行線
東京メトロ東西線が乗り入れています

それぞれの車両カラーは
橙・黄・水色で
乗る電車の違いが判るんですね

「黄色い電車に乗るよ」とでも聞いたのでしょうか
子どもたちは
橙や水色の電車が来ると
「きたー!」
と喜びながらも見送ります

そして、目的の黄色い電車が来ると
みんなで乗り込んで
「ばいばーい」と
出掛けて行きました

行楽というと
目的地があって
そこで過ごすことが楽しみでもあるのですが

子どもにとっては
電車に乗るという
手段が目的であることも
珍しいことではありませんね

そんな子どもの気持ちを
簡潔に描いているのがこの作品です

うちの子も保育園児時代は
「電車に乗る」ためだけに
よく出掛けていました

「はやぶさに乗りたい」と
それを目的に旅行地を決めたこともあります(笑)

「でんしゃくるかな?」という
子どもが共感できる作品です

実りの秋🍠

さつまいもは食材としての魅力もありますが
子どもたちが収穫を体験できる
栽培物でもありますね

保育園でもさつまいもを植えたことがありますし
自宅でもプランターで育てたことがあります
(もちろん小ぶりになりますけどね)

さつまいもたちの生活を想像しながら
畑や栽培物としての興味が広がるのも
面白いんじゃないかと思います

月見の秋🌕

日本では
中秋の名月が秋の風物詩ですね

東アジアでは「中秋節」として
満月を愛でる文化があるようです

日本の文化としては
旧暦8月の十五夜と
旧暦9月の十三夜の
両方でお月見をするのが本来だったようです

平安時代では
片方の月見しかしないと
「片見月」として
縁起が悪いとされていたそうです

そう考えると
保育園では片見月しかしていないような…🤔

それはさておき
“月”は子どもにとって
天文への興味の入口みたいなところがありますよね

この絵本だけでなく
月と遊ぶとか
月にふれるとか
月と喋るとか
身近な星として題材になっています

そういえば「竹取物語」も
月にまつわる物語ですね

【お月さまってどんなあじ?】は
動物たちの物語ですが
その好奇心は
子どもたちに通ずるものがあると思います

どうしたら月に届くのか
月とは何者なのか
どうして満ち欠けをするのか

そういった興味のひとつの形として
「食べたらどんな味がするの?」
という好奇心で表した絵本ですね

ところで動物たちは
どうやって月に届こうとするのでしょう
月には届くのか
食べることはできたのか
食べられたとしたらどんな味がするのか

子どもと一緒に
楽しんでみてください

絵本の語り場 ~絵本は、ええ本 “冒険”

以前の記事でも紹介しておりますので
こちらも読んでいただけたらありがたいです

紅葉の秋🍁

【もりのかくれんぼう】は
直接的に秋の作品ではありません

ですが、その情景は
明らかに葉の色が変わった秋の木々です

言葉としては「秋」とは言わなくても
秋を目にしてきた子たちなら
「秋の森だ」と感じるわけです

作品の中の季節を感じながら
森に隠れたかくれんぼうたちを探します

ヒトとは不思議なもので
まったく意味のないシミや汚れなどを
人の顔や動物と認識することがあります

こういう認知のことを
「パレイドリア現象」と呼ぶそうですが

子どもたちは生活の中で
隠れた動物や顔を探すのが得意ですね

その「子どもの目」を作品にしたのが
この絵本だと思います

子どもたちは正解を知りながらも
くり返しかくれんぼうを見つけるのが楽しいのです

大人からすると
「答えのわかったクイズ」と思うのですが
子どもからすると
予想と検証の作業なんだそうです

「ここにいるはず…」
「ほらね、いたよ!」

わかりきっていることでも
子どもの中では確定ではないのです
でも、このような
予想と検証をくり返すことで
後々の「思考」という技能を獲得していきます

「この絵本は秋の作品だよね」というのも
くり返し読んで楽しみ
秋を経験する中で学んでいきます

かくれんぼうを探しながら
子どもたちの知的好奇心を呼び起こす

いや、そんな固く考えずに
かくれんぼを楽しみましょう

食欲の秋!
ということで面白いうどんの話を紹介します

関西弁で語られる
うーやんと食べ物たちの物語です

うーやんはお揚げと一緒に
出前に出るので
おそらく「きつねうどん」ですね

ところが道々で出逢う食べ物たちを
みんな自分の具にしてしまうので
最終的には“えらい”豪華になっています

余談ですけれど
関西には「たぬきうどん」がないそうです
関東だと素うどんに揚げ玉を載せたのが
「たぬき」ですね

京都には「たぬき」があるのですが
刻んだお揚げと九条ネギのあんかけを
掛けたうどんだそうです

うどんひとつをとっても
食文化というのは多様ですね

そんなどうでもいいことも織り交ぜながら
「うーやん、美味しそうやなぁ」
と食欲の秋を楽しんではいかがでしょうか

そうそう、関西弁とは言いましたが
うーやんが何弁で話しているのかは不明です

エヴァンゲリオンの
鈴原トウジ役の関智一さんが
庵野監督に相談したエピソードがあります

関さんは東京の出身なので
関西弁が話せません
そこで演技について相談したところ
庵野監督からのリクエストはふたつありました

ひとつは
「関西弁を完璧に話そうとしないこと」
もうひとつは
「関西弁のイメージを大切にすること」
だったそうです

その上で
エヴァは未来の物語だから
トウジの関西弁のアクセントも変わっているはず
とアドバイスがあったそうです

絵本でも方言調の作品はありますが
厳密に再現しようとしなくて良いと思います

うーやんが
大阪のうどんなのか
京都のうどんなのか
お伊勢さんのうどうなのか
それはわからないのですから(笑)

それも子どもと一緒に
「うーやんて、
 どんな喋り方するんやろなぁ?」
と考えながら読むのも
楽しいのではないでしょうか

最後までお読みいただき
ありがとうございました

紹介したい絵本はたくさんのあるのですが
今回は5冊に絞らせていただきました

きっとみなさんも
秋になると読みたい絵本があると思います

秋と一言で言っても
夏の名残を感じる初秋と
冬の足音が聞こえる晩秋では
まったく景色が違いますしね

秋といえば…?
そんなことを感じながら
絵本を手にしていただけたらと思います

コメント

タイトルとURLをコピーしました