すやすやと 子どもが眠る 寝かしつけ

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こんにゃちは、猫月です😸

今回は子どもの寝かしつけの話です

「子どもがなかなか寝てくれないんです」
「寝たと思って降ろすと起きちゃうんです」
「眠っている途中で起きると、もう寝ないんです」

保育園でも子どもが午睡(昼寝)をします
布団に入るなり眠ってしまう子もいれば
泣いて嫌がる子もいますし
睡眠時間が短い子もいます

大人としては
できるだけ一定の生活リズムで眠って欲しいのですが
なかなか難しい…
というのが実際かなと思います

今回は私が
子どもの寝かしつけや
子どもの就寝環境
眠りやすい生活リズムなど
心掛けていることについてお話していきます

ちょっと意外な(?)内容も含みますが
最後までお付き合いいただけたら幸いです

私の勤める保育園には
子どもの発達状況としてこんな項目があります

【安心して眠れる】

「自分で眠れる」でも「一人で眠れる」でもなく
「安心して」という設問です

設問を逆さに読むならば
眠るには「安心」が重要ということですね

小難しい話をしますが

動物には本能的に「不安」を感じる場面があります
本能的ということは命に関わるということです

どんな場面か想像してみてください

自然界では命を狙ってくる天敵がいます
普段は襲われないように警戒しているわけですが
どうしても隙ができる場面があります

それは「食事」「排泄」「睡眠」の場面です
(メスの場合は出産も)

無防備な姿をさらすので
多くの動物は短時間で済ませるようにするか
安全な場所を確保して行います

ヒトも動物ですから
本能的な不安を持っています

赤ちゃんが泣いた時
大人が想像するのは
「お腹が空いたのかな」
「おむつが汚れたのかな」
「眠くなってきたのかな」
といったことではないですか

大人も赤ちゃんが不安がることは
そういう場面がまず思い浮かぶわけです

子どもが眠るためには
安心できることが重要です

そうなると
大人に「寝なさい」と求められて
子どもは安心して眠れるでしょうか?

眠くなってきたときに
そのまま眠りにつけるには
安心できる環境や保育者との関り
それを保障することが大事なわけです

「サーカディアン・リズム」
というものをご存知ですか

「体内時計」と呼ばれることもありますね

生物は地球の自転に同調して
ほぼ1日周期で体内環境を変化させる機能を持っています
ヒトも体温やホルモン分泌など
身体の基本的な機能は
約24時間のリズムを示すことがわかっています

新生児から数か月は
まだ脳の成長も未熟ですから
この体内時計を整えることも難しいです
だから、短時間での寝て起きてをくり返すわけですね

これが成長と共に
ほぼ24時間のリズムで
生活できるようになってくるのです

ヒトのサーカディアン・リズムには
眠くなる時間帯というものもあります
日中に2時間程度
深夜に2時間程度
2回の波があると言われています

この眠くなる時間帯には
寝かしつけをしなくても
ヒトは眠くなるものなのです

ですが、生活リズムが安定していないと
この眠くなる波も不安定になってしまいます

小児科医の 高城大治Dr.(シンシナティ小児病院)によれば
そもそも「寝かしつけは必要ない」のだそうです

「必要ない」という言葉がミソでして
寝かしつけをしても良いし
寝かしつけをしなくても良い
というのが高城先生の見解です

重要なのは「生活リズムを整えていく」ことです

簡単に言ってしまうと
布団に入ってから寝かしつけるよりも
その時間には子どもが眠くなる生活リズム
それを整えていくことが重要だということです

夜の睡眠でいえば
・就寝時刻は現実的なもので決めておく
・就寝の2時間前には入浴を済ませておく
・就寝の1時間前にはテレビや明るい照明を離れる
・30分程度の入眠ルーティンを作っておく
・睡眠環境を整えておく(気温は22~23℃、湿度は50%前後)
・鉄の意思で子どもと向き合う
といったことですね

例えば
親が21時には寝て欲しいと思っていたとします
それで21時に子どもを寝かしつけ始めても
子ども自身は寝る準備にもリズムにもないわけです

子どもを21時に就寝させたいのであれば
19時までには入浴を済ませる
20時にはモニター類はoffにして照明を落とす
30分前には眠るためのルーティンに入っている
こういう準備を整えておくのです

とうぜん、大人も子どもと過ごすことが必要ですし
毎日、平日休日を問わずに、同じリズムで生活することです

「生活習慣」という言葉がありますね
歯磨きのように「そうしないと気持ちが悪い」
と思うくらいになって習慣と呼べるそうです

ちなみに、習慣が身に着くには
自分で意識をして21日以上連続で
くり返し行うことが必要だそうです
そうすることで、ようやく脳に習慣が刻める

では、子どものように
誰かから習慣づけしてもらうためには
どれだけの時間が必要かというと
60日以上かかるとも言われます

2か月間、毎日続けるということですね

「明日は日曜だから」とか
「今日はちょっと手を抜こう」とか
大人の気分で止めてしまうと
また、ふりだしに戻ってしまうのです

子どもの寝かしつけで大事なのは
布団に入ってからのスキルではなく
「子どもが眠くなる時間」を
ていねいにていねいに
大人が一緒に整えていくことが大事なのです

さて、ヒトが気持ちよく眠るためには
適度な疲れというものも大事です

あなたはどうですか
心地良く就寝できていますか?

「なかなか寝付けなくて」
「寝ている途中で目が覚めてしまって…」
なんてこと、ありませんか

睡眠には大きくふたつの効果があります
ひとつは、脳の温度を下げること
もうひとつは、記憶を整理することです

脳という臓器は熱に弱いため
睡眠をとって冷ます必要があります
ずっと起きていると
それだけで脳はダメージを負ってしまいます

6時間睡眠を2週間続けると
完全徹夜2日と同じ負担が掛かるとも言います
7~8時間の睡眠を取ることで
脳は正常に機能するわけですね

脳は全身の臓器や機能を司りますから
睡眠が足りないと無意識に動かしている
免疫などの機能も低下します
睡眠不足でいると
ガンやアルツハイマーなどのリスクが高まる
という研究結果もあります

では、快適に眠るにはどうしたら良いかといえば
脳と身体に適度な疲れを与えることです

脳の疲れというと
計算などの頭脳作業をイメージしますか?

実際には、身体を動かすことが
脳にも適切な疲れを与えると言われます

最近だと
「筋トレはメンタルも鍛える」
とか言いますね(笑)

あれはあながち嘘ではなくて
運動することで脳は全身操作のために指令を出し
適切に動作させるために無意識に思考します

筋肉が動くのは
脳が指令を出しているからですものね

いろいろな動作をすることは
脳がいろいろな指令を出し
そのために思考するということです

また、運動をすると全身の血流が良くなります
そうすると脳にも新鮮な血液が巡ります

血液は酸素を届けると当時に
老廃物を排出できるよう運びます

脳に老廃物があっては
なかなか心地良く眠るのは難しそうですよね

疲労がたまってくると
「もう、動きたくない!」というのが心情ですが
実際には動いた方がしっかり眠れて
結果として疲労回復に繋がるのです

加えて、脳が適度に疲れるためには
新しい経験をすることが大事です

大人でいえば
毎日同じ事務作業をしていると
ぶっちゃけ飽きてきませんか?
「およげたいやきくん」の歌詞のように
毎日毎日、同じ事をくり返していると
イヤになってしまうのです

子どもの遊びも同様で
例えば外で身体を動かしていたとしても
単調だと脳は飽きてしまうんですね

ですから
子どもが好きな遊びでも
何かしらのエッセンスを入れることは大事です

「でも、毎日新しい物を取り入れるのは…」
大変ですよねー

私は、遊びの中で
いつもと同じ環境であっても
大人が違う動作をして見せることをしています

昨日は駆けっこを楽しんでいたなら
今日はトラックを描いてみようとか
壁にタッチして帰ってくるようにしようとか
スキップしてみようとか
カニ歩きで早くしてみようとか
後ろ走りしてみようとか
そんな感じでアレンジを加えた動作を
大人がやって見せるのです

やりたい子どもは模倣するでしょうし
昨日の動作を突き詰めたい子は継続するでしょう

でもそこで「自分はこうする」と考えることは
十分に新しいエッセンスだと思うのです

こうして体と脳が適度に疲れることで
脳は休まろうと全身に指示を出し始めます

一朝一夕には解決しませんが
意識して整えていくことで
徐々に効果は出てくると思いますよ

ここでは、保育園での午睡時に
私が心掛けていることをお話ししていきます

保育園に通っている子どもたちの生活リズムは
その子によって様々です

うちの園でいえば
早い子は6時に起きていますし
ゆっくり登園する子は8時台の起床です

ところが、保育園での
昼食と午睡の時間は決まっていますから

どうしたってみんながすんなりと眠るはずがないのです

3歳未満児クラスの場合
同じクラスではあっても
その子の発達や生活リズムに合わせて
少人数ずつ食事や午睡に入ります

それができるために
大人の数も多く配置しているわけですしね

3歳以上児になると
集団で一斉に行動することが増えます

同じタイミングで午睡スペースに入ったとして
一斉に眠れるかと言ったら…
ぶっちゃけ難しいです

では、どうするのかというと
集団の中で個別に対応していきます

ここからはあくまで私の考え方なので悪しからず

私は午睡時での子どものタイプは
大きく4つに分けられると思っています

ざっくりですがこんな感じ

【大人の見守りで眠れる子】は
大人の視界に入っていると安心できる子です
ヒトは注目を浴びたいという本能がありますが
「ちゃんと見ていてくれる」安心があると
大人の視線だけで眠れます
私は「目でトントンする」とも言います(笑)

【大人が傍にいると眠れる子】は
大人が一定の範囲内にいることで安心できる子です
他の子を寝かしつけていても
「自分の傍にもいてくれる」ことで
眠りにつくことができます

【大人が触れていると眠れる子】は
直接的に大人と触れていると眠れる子です
足の先が座っている大人に触れているだけでも十分
「隣にいる」くらいの距離感で眠れる子です

【大人に寝かしつけて欲しい子】
寝つくために物理的な刺激が欲しい子です
アトピー性皮膚炎などで寝入り端に痒みを感じて
軽減して欲しい子などがいます

大事なのは、その子の安心感です
その時々の子どもの心理状態や体調など
コンディションによっても変わりますから
「いつもは一人で寝てるでしょ」なんて思ってしまうのは
大人の野暮ってものです

もちろん、一時に全員の保障は難しいですから
「悪いね、私の手は二本しかないの」
「ちゃんと見てるよ、あとから行くからね」
と子どもの安心につながるよう
目線と言葉を届けることもしています

理想は、子どもが自身で眠れるようになることです

でも、そこは幼児ですから
眠たくても
何かが差し支えていて
なかなか眠れないこともありますよね

大人だって
身体も頭も疲れている
早く寝たいのに、なぜか眠れない
そういう夜もあると思います

そんな時は
ホットミルクを飲んだり
ヒーリングミュージックを聴いたり
何かの力を借りることもあるでしょう?

「子どもを寝かしつけよう」というより
「この子はどうしたら心地良く眠れるかな」を
考えてあげたいなと思うのです

そして「自分で眠れるんだよね」を基本に
どの距離感で見守って欲しいのか
ふれて欲しいのかを探りながら
必要な援助ができたら良いなと思っています

さて、最後に
とんでもなネタをぶつけて終わります(笑)

「寝かしつけはしない方が良い」

これですねー😅

先程もお名前を出した高城Dr.も仰っていますが
そもそも子どもは
自分で眠る力を持っています

大人が寝かしつけをしなければと思うのは
「大人の都合に合わせた時間に眠らせたいから」
ですよね

保育園の午睡時間もそうですけれど

本来は生活サイクルで
子どもの眠る時間は決まってくるものです

子どもの成長に重要なのは
十分な睡眠(1日に約13~14時間)が確保されることです

子どもは十分に活動すれば眠くなりますし
必要な分だけ眠ります
それが生きていく力のひとつですしね

ところがですね
大人が子どもを寝かしつけてしまうと
本来は自分で眠れるはずが
寝かしつけが無いと眠れない体
になってしまうんですね😱

👆で眠るためのルーティンについてふれましたが
寝かしつけが日常になってしまうと
ルーティンに外部からの刺激が組み込まれてしまいます

そうなってしまうと
「その刺激があることで眠れる
 =その刺激が無いと眠れない」
睡眠リズムが形成されることになります

これって端的にいうと
子どもが自分で眠れる力を
大人が奪っていることになります

子どもは寝かしつけるのが当たり前じゃないんです
自分で眠るのが当たり前なんです

夜泣きについても同じことが言えます
生後6か月くらいまでは睡眠時間も短く不安定なので
夜泣きをした時に大人の見守りが必要なのは
わかると思います
SIDS(乳児突然死症候群)を防ぐ目的もありますしね

ただ、子どもが夜泣きをするのと
大人が再度寝かしつけようとするのは
また別の話なんです

夜泣きはして良いのです
お腹が空いているとか
オムツが汚れているとかがなければ
事故のないように見守っていれば済むことです

夜泣きをしてもその子はまた眠るのですから

ここで
「泣き止ませないと」
「寝かしつけないと」
と抱っこや声掛けをしてしまうと
半覚醒だった子どもを
あえて起こすことになってしまいます

夜泣きは寝言みたいなものもありますから
そっとしておくのが本来なのです

「子どもにはおとなしく眠っていて欲しい」
というのは大人の願望です
子どもの主体的な思いとは異なります

大人も同じではありませんか?

仕事や用事がなければ
眠たくなったら眠り
起きたくなったら起きたいですよね

そうはいかないのは
出勤時間であったり
ゴミの回収であったり
自分以外の誰かの都合が影響してくるからです

乳幼児を大人の都合で寝かせようというのは
そもそも無理があるんです

子どもの育ちを尊重するのであれば
まずはその子の体内時計を保障してあげることです
そして自分で眠れる力が十分に育ってきたら
生活リズムを整えていくことです
平日も休日も同じリズムで生活できるように

大人ができないことを
子どもに求めるのは
それは酷な話ですよね

子どもにしっかり寝て欲しいのであれば
まずは大人がしっかり眠れる生活リズムで過ごしましょう

ということで
今回は子どもの寝かしつけのお話しでした

思っていた内容とは違うかも知れませんが
睡眠は三大欲求のひとつに挙げられるくらい
「生きていくために重要」なものです

今回は省きましたが
中高生の不登校の原因として
睡眠負債から来る体調不良もあるそうです

要は「起きたくても起きられない」
学生が多くいるということです
長期の入院を経て生活リズムを取り戻す
なんてケースもあるくらい深刻な問題です

「何としても寝かさなければ」ではなく
「子どもの眠れる力を引き出す」というスタンスで
お子さんの睡眠と向き合っていただけたらと思います

まず何より、大人がしっかり寝ましょう

では、おやすみなさい😴

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