“一斉保育”って何だろう?

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徒然と雑談

こんにゃちは、猫月です😸

先日、オンライン保育塾VIREVAにおいて
活動の導入前にやっておきたいこと
という内容でお話させていただきました

その中で
「私の職場は、一斉保育です」と
状況説明のためにお話したのですが

そもそも一斉保育って何だろう?🤔

という疑問が湧いてきたんですね

とうことで、私の考える“一斉保育”についてお話していきます

あ、今回の記事は私の所感なので
そういうつもりで読んでいただけるとありがたいです🤗

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【一斉保育 ⇔ 自由保育】?

私の保育事例をお話した際に
「“一斉保育”なんですけれど、
 “自由保育”じゃないのって思いますよね」

と感想をいただきました

ここに私としては違和感を感じたのです

子どもの自由は可能な限り保障したいのですが
私の保育実践は、一斉保育です

おそらくは、“一斉”という言葉が
「一時期に全員で」
というニュアンスで受け取られるのだと思います

ただ、上の記事でもお話していますが
私の保育の場合
一時期:1週間(1時間 × 5日)
という設定であるだけで
全員が同じ活動に取り組むことを目指していますから
やはり一斉保育なのだろうと考えています

一斉保育と自由保育というのは
相反するものではなく
「一斉」の幅の持たせ方次第で
如何様にでも変化するのではないでしょうか

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子どもの育ちに必要な経験

子ども、というか
ヒトの発達というのは段階的に拡大していくもので

足し算を理解せずに
 掛け算は解けませんし
前転の出来ない人が
 前宙するのは困難ですよね

子どもが年齢相応に成長していくためには
年齢相応、というか
その子の発達に合わせた経験が必要になります

「その子のやりたい遊びが、必要な遊び」

👆は作業療法士(OT:Occupational Therapist)の言葉ですが

子どもが順調に必要な経験を重ね
その経験を素に成長を重ねていれば
子どものやりたい遊びは、発達に相応しい遊びになっているはずです

まぁ「相応しい」と固く言ってしまうから難しくなりますが🤣

「買いたい時が、買い替え時~」

チュートリアル 徳井義実

アメトーーク(テレビ朝日)の
“家電芸人”で登場した名言ですが(笑)

保育でも同じことが言えると思うんですよね

子どもがやりたがった時が
その遊びを提供する絶好の機会

ただ、その機会は全員同時には訪れないだろうから
クラス全体の様子を見ながら
保育士が判断していくわけです

で、自由遊びの中でそういう遊びを
「こんなあそびあるよ~
 どう、やって
みない?」

と誘い掛けていくのが私の保育の導入なんです

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一斉保育で心掛けていること

同学年と言っても、
4月生まれの子と3月生まれの子では
ほぼ1歳の差があります

加えて、幼児期は個人差が著しいので
クラス一斉保育では個々の発達を考慮して
遊びを提供していくことになります

👇は、私が遊びを提供するときに考察するポイントです

・一般的な発達段階は
・クラスの平均的な発達段階は
・提供する遊びに興味を持ちそうな子はいるか
・興味を示す子に追随する子はいそうか
・興味はあるが
援助が必要な子はいるか
・支援することで成長の契機になりそうか

といったラインナップです🤗

一般的な発達段階とクラスの平均的な発達段階に差がある場合
クラス全体に足りない経験があることが推察されます
その場合は、一歩手前の遊びを提供していく必要があります

保育の場合、学校のカリキュラムのように
明確な段階が無いのが悩ましいところですが…

そこはいつも紹介している
【0歳~6歳子どもの発達と保育の本】(河原紀子©Gakken保育Books)
に頼ります(笑)

クラスの平均的な発達段階で活動を計画すると
当然、まだその発達に至っていない子もいます

その場合、大人の援助が必要になってくるのですが
あからさまに大人が手を貸してしまうと
「やらされた」感が出てきてしまいます
最低限の援助は何か?は
個々に合わせて検討しています

併せて重要なのが
子どもから「難しい」や「手伝って」が言えることですね

Helpが言えることは
社会人になってからこそ求められる力です

保育者が提供する遊びは
全員が一人で達成できなくても良い
ただし、その場合は
「難しい」を自覚できる
「手伝って」を求められる

そういう成長を得られる機会にすることも
想定しておきたいですね

さらに頭を混乱させるようなことを言いますが(笑)

一斉保育という環境では
同じ活動を通しても
子ども一人一人が伸びる力は違う
ということです

大人の場合で考えてもらうと
例えば、京都へ友人と旅行したとします
同じ観光地を巡り
同じ食事をし
同じ宿に泊まっても
旅で得た感動は、人それぞれですよね?

神社・仏閣に魅入った人もいるでしょうし
当地の人とのふれあいを喜んだ人もいるでしょう
買い物こそ楽しんだ人もいれば
「『サ道』の聖地巡礼ができたぁ!」という人もいるはずです(笑)

ひとつの遊びは、成長のきっかけとして想定はしますが
全員が同じ成長をしないことも前提です

一斉だからと言って、子どもの成長は一斉ではないのです

ほら、混乱させるでしょう???🤣

ヒトが育つように仕向けるというのは
不確実性があるものなのですよ

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どんな保育であっても、大前提がある

一斉保育しかやってない私が言うのも何ですが

どんな保育であっても
共通している大前提はあると思います

それは
その経験が、子どものどんな成長に繋がっているか
を想定することです

「え?さっき不確実って言ったじゃん」😡

結果は不確実なんですけれど、
ある程度の絞り込みはしているんですよ

「保育者の思った通りにはならないだろう」
と思いつつ
「ここが伸びてくれたら良いなぁ」
という願いはある

だから、遊びを通して伸びそうな要素は
いくつか想定しておくんです

「遊べば何かしらが伸びるでしょ」
というのでは計画ではないですしね

軸はあくまで子どもの上に
保育士の評価とか
保護者の評判とか
そういうのは二の次です

もちろん、保護者が子どもの成長を喜んでくれる
それも保育の大事な要素ではあるんですけどね😉

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講師という立場で参加させていただきながら
私も気付きを得られるのがありがたいです
また、皆さんと
子どもの育ちについてお話しする機会を楽しみにしております😸

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