こんにゃちは、猫月です😺
最近、「保育の導入」についての相談を受けることがあります
一斉保育を想定したときには
「子どもたち全員が取り組めるには…」を考えますから
「どうしたら、みんなが活動に興味を持ってくれるかな…」
という悩みはついて回りますよねぇ
私もここ数年は悩むことも減りましたが
「こうすれば子どもは活動に乗ってくるよ👍」
なんて保障はありません😂
ぶっちゃけ、毎回バクチですよ
それでも、いろいろと心掛けていることはありますので
今回は、私がやっている
保育の導入の事例と
そこに至るまでの変遷を
お話していきます
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3T6W6Z+EX10FM+3KRU+60H7M)
子どもが話を聞いてくれない
いきなり、ネガティブ(笑)
保育士歴も浅い頃のお話をしましょう
当時の私の悩みは
・子どもの前に立つと緊張する
・子どもの注目の集め方がわからない
・個別に注意するから進行が止まる
・緊張で早口になる
・早口だから、子どもに伝わらない
・説明に抜けがあるから、子どもが戸惑う
まぁ、とにかく緊張してましたね😂
子どもの前に立つと緊張するのは
子どもの目線と
相方(先輩)の評価が気になるから
どちらもあったように思います
…相方の評価の方が大きかったかなぁ💦
「上手くやらなきゃ」
「失敗できない」
にとらわれていたように思います🫠
ではどうしようかと考えて
ちょっとアイテムに頼ることにしました
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=3T8HCM+6S3QSY+57YO+5ZEMQ)
カエルくんとウシくん
パペットマペットさんはご存知ですか
カエルくんとウシくんの
ふたり(2匹?)によるコントですね
最初は、単純に遊びとして持ち込んだんです
パネルシアターやペープサートの延長としてですね
そんな中で
パペットは子どもの注目を集めやすい
という話を聞きました
これは渡りに舟です
さっそく、次の保育リーダーのときに
カエルくんとウシくんの協力を仰ぎました
子どもたちは楽しみながら話を聞いてくれます
ところがですね
先輩からこんなコメントがありました
「今は良いと思うけど
いつまでもは(パペットを)使えないよ?」
暗に批判ですね
今だったらケッチョンケチョンに反論し倒すんですけど🤭
当時の私は、パペットを引き下げるしかありませんでした
こうして、また迷路にはまるのです…
【ワタミの宅食ダイレクト】![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3T6RG0+EGCVHU+3YYE+BX3J6)
「ぽんぴん!」との出逢い
“オノマトペ”の記事でもお話しましたが
![](https://nekozuki-no.com/wp-content/uploads/2023/07/サムネイル用-1024x538.png)
音には注目をひきつける効果があります
端的なのはホイッスルですかね
個人的には、ホイッスルを多用したくないと考えます
スポーツの審判が使うように
“指導”・“指示”の意味合いが含まれるように感じるからです
あとは、職場から配布されたホイッスルは
あくまで緊急時伝達用の備品ですからね
医薬品のCMでは
薬事法に基づいて
注意喚起の「ピンポン!」が流れます
それを逆手に取って「ぽんぴん♫」と
個性的なSEをつけてる企業もありますね
「ピンポン!」の意義を知ったときに
コレは保育でも使えるんじゃないか?🤔
と考えました
そこから
保育の切替時に
「ピンポンパンポーン」を使うようになったのです
他にも
子どもたちに合わせて
駅の発車メロディや到着メロディ
新幹線の車内アナウンスのメロディ
なんてモノも使っています
子どもたちに
「そろそろ次の活動に移るよ」
という合図が伝わればよいのです👍
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3T6W6Z+96FLIQ+455G+67JUA)
手遊び・絵本からの導入
ここからは
具体的な保育の流れに沿って
どんな展開をしているかの
事例をお話しましょう
【クレヨンで絵を描く】とします
目的としては
・自分のイメージを絵に描く
・色彩を楽しむ
・手指を操作する
といったところでしょうか
同じ活動でも
子どもの年齢や成長の姿によって
主目的は変わってきますよね
絵を描くことが主目的なら
『まほうのえのぐ』や
『くれよんくん』シリーズなど
絵本を活動前に読むかなと思います
色彩を楽しむなら
『いろいろへんないろのはじまり』を読んだり
『どんないろがすき』を唄ったりするかな?
手指操作がメーンなら
『いっぽんゆびのはくしゅ』や
『トンネルぬけると』をして
肩、肘、手首、指を動かす手遊びをします
準備体操の意味合いですね
それとなく事前の遊びを通して
子どもの身体や脳のアイドリングをしておくんです
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=3T6RG0+DZOQK2+1YGO+65MEA)
活動は一斉か少人数か
私の職場は、一斉保育です
ただ、活動を全員でやるかといえば
そこは臨機応変ですね
特に、制作活動は
少人数で行います
自由遊びの中で
私は制作コーナーの準備を始め
興味を持った子(2~3人)が
気が付けばテーブルを囲んでいる感じです
興味を持った子が制作する
➡ 制作したもので遊ぶ or 作品を掲示する
➡ 他の子も興味を持つ
➡ 最終的に全員参加する
といった流れですね
あと、制作の時間は1週間を見積もります
その日には興味を持たなくても
友だちの姿を見て関心を持つ子もいますから
モラトリアムっていうんですか?
そういう時間を設けておきます
大人も「今日中に全員に参加させなきゃ」と思うと
肩に力が入っちゃいますからね
そうすると、その雰囲気で参加したくない子も出てくるでしょう
どんな活動も、あくまで遊び
楽しく取り組める環境が
何より大事だと思っているのです
もちろん、
場合によっては最初の段階で
多くの子が興味を持つ場合もあります(笑)
想定として
8人(クラスの1/3)くらいは対応できるように
事前準備しておきます
だから、作品ありきの制作ではなく
あくまで子どもの発達段階に応じて
自分で完成させられる内容であるか
そこの検討が大事なのです
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3T6H85+2PN3ZM+50+2HHVNM)
運動遊びの場合は?
運動遊びの場合も
私は自由遊びの中で設定します
園庭の端の方で
私がひとりで遊び始めるんです
それに興味を持った子が
一緒に遊び始めて
徐々に輪が広がっていく感じですね
ただ、園庭には他のクラスの子もいますから
いろいろな年齢の子が混じるという(笑)
内容によっては
他のクラスの子たちだけがいて
担任クラスの子がほぼいないということも🤣
まぁそれは、見積もりが甘かったということで
内容を修正すれば良いだけの話です
もう一つの側面を見ると
他のクラスの子たちには
今その段階の遊びが必要なんだと
同僚と情報共有もできますしね
保育士は、保育園に通う全園児を保育する
私はそういう感覚ですから
こういう保育を通して
乳児から年長まで姿が見られる方がありがたいです
一斉の設定保育なんだけど
一斉でもないし、子どもに必ず参加を求めない
そのスタンスで保育の導入を進めています
もしかしたら
想像されていた「保育の導入」とは
違っていたと感じられるかも知れません
保育に正解はないですから
私のやり方が最善とも言えませんしね
ですから
誰かの保育手法を模倣してみつつ
その経験を通して
あなたの思う最善を模索していただけたらと思います
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3T6RG0+EEKKOI+4DHQ+HV7V6)
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