雨の日に読みたくなる絵本

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たのしい絵本

こんにゃちは、猫月です😸

みなさんは、雨はお好きですか?

私は雨が好きです
雨が降り始めた匂いとかも好きですね
しんしんと降る雨音も好き

子どもも窓の外を気にしながら
水たまりが広がっている様子や
空が暗くなったり明るくなったりを
眺めていることもよくあります

好きかどうかで言ったら
「お外で遊べないね」と
残念がっていることが多いと思いますけれど

さて、今回は
雨の日に読みたくなる絵本を紹介します

雨が楽しくなる?
雨の後に楽しみができる?
雨の日でも楽しく遊べる?
そんな絵本を並べてみました

それでは、1冊つずつ紹介していきましょう♪

【かさちゃんです。】
とよたかずひこ©童心社

かさは特別なアイテムです
だって、雨の日にしか使えないんですもの

そんなかさは
子どもにとっては
身近だけれど
スペシャルな存在✨

大人にとっては憂鬱な雨の日ですが
子どもにとっては特別な日

そんなスペシャルなかさが
何色も いくつも 登場したら
それはそれは 嬉しいですよね

とよたさんの絵は
子どもを安心させる表情をしています

憂鬱な雨の日が
たくさんのかさと一緒なら
朗らかな日に早変わり

カラフルだけれど
穏やかな配色も
子どもも大人もホッとさせてくれます

きっと
かさが一段と好きになるでしょうね

【あめこんこん(新装版)】
松谷みよ子・武田美穂©講談社

「あめ こんこん ふってるもん
うそっこだけど ふってるもん
あめふりごっこ するもの よっといで」

モモちゃんの口ずさむうたが
お友だちを呼び寄せる
楽しいごっこあそびの作品です

子どもにとって
かさや長くつは
ひとつのステータスのようなものですね

雨が降っていなくても
長くつで出掛けたがったり
かさをさそうとしたりは
よくある光景ではないでしょうか

大人としては
ちょっと困ったものなのですけれど😅

主人公のモモちゃんも
かさと長ぐつが嬉しくて
晴れているのに使いたかったんですね

そこで、お庭でならいいよと
ママの同意ももらって
あめふりごっこを始めました

そこへ雨が好きなお友だちがやってきて

モモちゃんたちは
あめふりごっこを楽しむのです

モモちゃんのあめふりごっこは
子どもの気持ちを共感してくれるようです

「かさをさしたいな」
「長ぐつを履きたいな」
「モモちゃんも、同じだね~」

「今日は雨降ってないでしょう」と
かさも長ぐつも
たしなめられてしまうけれど
やっぱり使いたい

自分の代わりに
かさや長ぐつを楽しむモモちゃんに
子どもは共感し、安心するのかも知れません

【どろんこ ももんちゃん】
とよたかずひこ©童心社

どろんこあそびは
雨上がりの楽しみのひとつですね

大人からすると
「そんなに汚して…」
と思うかも知れませんが

泥(土)にふれる経験というのは
・物質の変化に興味を持つ
・想像力や発想力が伸びる
・操作性、運動性を高める
・免疫力がつく
などの効果があると言われます

泥は遊んでいるうちに乾いていきますから
物の状態変化を、目で肌で感じられますし

思った形や状態にするためには
実験的な思考や観察が必要です

また、不定形な素材を
自分の思った通りに扱うためには
指や手足を細かく操作する必要性がありますし

泥には雑菌がありますから
遊びの中で免疫を高めていく効果もあるのです

「服が汚れるから」
という理由で
子どもの成長する機会を損なうのは
あまりに勿体ない!

ももんちゃんシリーズは
とよたさんの作品の中でも
シンプルな言葉と
くり返しのオノマトペで
物語が進みます

視覚で、聴覚で、
子どもの興味や語彙力を刺激します

絵本には言葉を伸ばす効果もありますが
「自分もやってみたいな」という好奇心が
創造性を膨らませることにも繋がります

泥んこあそびは魅力的ですしね♪

ももんちゃんを自分になぞらえて
子どもは、雨上がりの楽しみを
想像するのではないでしょうか

【はっぱのおうち】
征矢清・林明子©福音館書店

はっぱのおうち
というだけでも魅力的なのに
そこへやってくる小さなお客様たちが
これまた子どもの心をくすぐります

雨やどりという
ほんのひと時ですが
あんな交流ができたら
雨の鬱陶しさなど吹き飛んでしまいますね

林明子さんの作品は
生物の姿をそのまま描きながらも
擬人化されているのが印象的ですね

征矢清さんの表現もあってですが
日頃、出逢う生き物たちも
そっと子どもに囁くのではないかと
そんな気分にさせてくれます

あの現実とファンタジーの境界線のような
曖昧な雰囲気こそが
この作品が愛される所以なのかもしれませんね

【くれよんのくろくん】
なかや みわ©童心社

雨の日の過ごし方として
絵を描く時間も楽しいですね

くれよんのくろくんは
他の色たちがいろいろな絵を描く中
「真っ黒にされたらたまらない」と
お絵描きの中に入れてもらえません
つまらない思いでいると…

と、そこからくろくんの活躍が始まるのですが

ままならない思いでいたくろくんが
自分の持ち味を発揮して
他の色たちに認められる過程が
清々しい気持ちにさせてくれます

雨の日は
思い通りに遊べない状況ではありますが
じっくりと室内の遊びに集中できる環境でもあります

お絵描きや粘土
ブロックに積木など
大人が夢中で遊ぶ姿を
見せる機会にしても良いのではないでしょうか

【クレヨンからのおねがい!】
ドリュー・デイウォルト オリヴァー・ジェファーズ 木坂涼©ほるぷ出版

12色のクレヨン1本1本から
持ち主であるケビンへの
切実な思いがつづられた手紙が届きます

【くれよんのくろくん】とは
また違ったクレヨンからのアプローチですね(笑)

クレヨンに限らず
遊んでいるおもちゃたちから
自分に向かってのメッセージがあったら
子どもは嬉しいでしょうし
その思いに応えようとするのではないでしょうか

なんてことを想像するのは大人だからなのですがw

遊びにも向き合う
遊んでいるものにも向き合う

幼児期は現実と想像の端境ですから
大人には聞こえない声が聞こえる子は結構います

晴れた日は自分の身体と向き合い
雨の日は自分の身の回りと向き合う

もしかしたら
そんなチャンスの時間なのかもしれませんね

今回は6冊の絵本を紹介しました
紹介していく中で
「あ、この本もあった」
「あの本も紹介したかった」
と幾つも幾つも湧いて出てきました

あなたも、雨の日に読みたい絵本
あるのではないでしょうか
子どもと読みたい絵本
自分だけで読みたい絵本
子どもに手に取って欲しい絵本

そんな一冊があったら
あらためて読み返してみてはいかがでしょうか

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