こんにゃちは、猫月です😸
この記事を書いている今は、夏真っ盛り☀
夏ならではの遊びと言えば
プール・水あそびですかねー🏊♂️
私自身は“カナヅチ”です😰
ほぼ泳げないレベルですねぇ…
いろいろと背景はあるのですが
大人のスイミングスクールでも行かない限りは
おそらくそのままでしょう
「泳げないのに、プール指導できないでしょ?!」😡💢
と思われるかも知れません💧
たしかに、子どもたちに“水泳”は教えられませんけど
そもそも保育園では水泳は教えないんですよ☺️☝️
結論、カナヅチ保育士でも子どもを泳げるようにはできます
今回は
・保育園でのプール・水あそびのねらい
・猫月のプール・水あそび
・そのあそび方で子どもはどうなった?
・プール・水あそびで大事にしたいこと
についてお話していきます
プール・水あそびのねらい
まず、保育園でのプール・水あそびのねらいについて確認します
こういう時は
『保育所保育指針』の出番ですね
先述のように
実は保育所保育指針には
プール・水遊びの実施について
具体的な記述はありません
就学までに
「顔を水につける」
「水に潜る」
「泳げるようになる」
といった目標を立てる保育者もいますよね
ところが実際には
保育指針にはそのような
ねらいも内容も無いのです
意外です?
ちなみに小学校学習指導要領(体育編)には
水遊びとして以下の内容が記載されています
〔第1学年及び第2学年〕
小学校学習指導要領(体育編)
D 水遊び
水遊びについて、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(1) 知識及び技能
次の運動遊びの楽しさに触れ、その行い方を知るとともに、その動きを身に付けること。
ア 水の中を移動する運動遊びでは、水につかって歩いたり走ったりすること。
イ もぐる・浮く運動遊びでは、息を止めたり吐いたりしながら、水にもぐったり浮いたりすること。
2年生までの目標が
このような内容ですから
保育園での水あそびは
より水に親しむことを重視して良いと思います
猫月のプール・水あそび
ここでは具体的に
私が子どもたち(3歳以上児)と
どんなあそびをしているかについて
お話していきます
珍しいことはしていませんよ
誰でもできるあそびです👍
水にふれる
一番シンプルですね
水にふれる
プールに入って
水の温度に身体を慣らします
自分でバシャバシャッと
身体に水を掛けて遊ぶのです
まずはお尻にバシャバシャ
顔から一番遠いところからです😄
次はお腹にバシャバシャ
ちょっと顔にかかりそう😲
でも自分で顔は遠ざけられる
そして顔にピトピト
化粧水を肌に馴染ませるように🤭
顔が濡れるのは
水が苦手な子にはハードルが高い
だから、顔から遠い部分から水にふれていきます
でも、自分で水を掛けるのが大事
「自分で水を掛けられた」が
子どもと水との距離感を近づけていきます
あくまで
主体的に水とふれられることを大事にしています👍
水であそぶ
水にふれたところで
今度は水で遊び始めます
プールの中で遊ぶか
プールサイドで遊ぶかは
ここに任せます
傍で友だちの遊ぶ姿を見ることも
水あそびへの興味を広げるのに
大事な経験ですからね😉
私は何をしているかというと
さりげなーくバケツで水を浴びたり
フープを浮かばせてくぐったり
誰を誘うでもなく
自分の水あそびをしています(笑)
これ、どんな保育でも
私の基本スタイルです✌
真似る子がいれば
やり方を知らせますし
必要なら援助もします
そうこうしているうちに
自分で遊び方を思いつく子が出てきて
今度はその子の遊びを真似し始める
模倣 ➡ 工夫 ➡ 発見 ➡ 模倣…
このサイクルができたら
あとは子どもたちが保育を展開していきます
もちろん、時には危険な思いつきもありますから
「それやったら、どうなる?」
「こんなことは起こらない?」
の投げ掛けはしていきます
そうこうしているうちに誰かが
水に潜ったり
蹴伸びしたり
バタ足したり
だんだんと泳ぎに近づいていくんです
猫月であそぶ
水が苦手な子の中には
興味はあるけど
「やっぱり怖い」😰
という子もいます
私自身かなづちですから
「水に入りなよ」とは思わないんですけど
興味があるのに遊ばないのも勿体ない
そういう姿が見られた時は
いわゆるワニ🐊で遊びます
子どもに模倣させようというのではなくて
私がワニで遊んでいると
背中に乗ってくる子が出始める
安全に遊べるよう他の保育者とは連携しつつ
子どもを背中に乗せて遊びます
で、傍から見てた子もウズウズし始めます(笑)
そうなったら、
「乗ってみる?」と誘います
そこで背中に乗れる子は
自分でハードルを越えた子です
その夏の内には
自分から水の中に入り始めます
自分で勇気を出した子は
大人が促すより
よっぽど早く水と親しんでいきます
水の怖さと面白さ
他にも遊び方はいろいろあって
私の足をすべり台にしたり
波を起こしたり
思い切り水の硬さや重さを感じるような
そういう遊び方もします
保育園での水あそびには水量の基準があって
子どもたちが座ったときのへその高さまで
となっています
子どもたちがちょっと派手に遊んだとしても
足が掬われるような水の流れは起きません
だからというわけではないですけれど
水は楽しさと裏合わせに
危ないことも感じて、知って欲しい
すべり台も波も
プールあそびの最終盤
水が得意な子たちだけにやります
水は変化する
それだけでも感じてもらえたら良いなぁ
と思ってます
そのあそびで子どもはどうなった?
ここからは手前味噌ですが
私たちが担任していた子は
卒園までに半分くらいは泳げるようになります
水泳は教えていなくても、です
水で遊ぶのが「楽しい」子は
その楽しさを広げていくために
いろいろなことを試して遊びます
それは、水あそび以外の遊びでも同じですよね
水にふれるのが楽しい
より身体に水をまといたい
頭から水を浴びる
身体を水に浸ける
水に潜ってみる
自分の思うがままに水遊びを楽しむと
より水の中で自由に身体を動かしたくなる
その欲求の行きつく先が
“泳ぐ”という動機に繋がっていく
あ、あくまで推測ですよ?😅
私は泳げませんからねぇ🤔
楽天ブックスプール・水あそびで大事にしたいこと
水あそびで私が大事にしたいこと
それは単純に
「水あそびを楽しんで欲しい」
ということです
私がかなづちなままなのは
環境もあるんですけど
「水が怖い」を幼児期に体験したからですね
私が子どもの時に通っていた幼稚園は
結構、水泳にも力を入れていたと思うんです
年長はスイミングスクールで水泳をしていましたから
ただ、私は年中まで慢性的な中耳炎で
水あそびをほとんど経験していませんでした
幼稚園の記憶は
耳鼻科に通って
鼓膜を切開して
耳に綿を詰めているイメージばかり👂
年長になって、ほとんど初めてのプールで
いきなりスイミングスクールですからね
今でも覚えていますけど
コースロープにつかまって
プールを1周するという課題があったんです
水深何mだったか知りませんけど
幼稚園児ですからね
競泳用プールの底に足なんて届くわけがない
ただただ不安な中
必死にしがみついて1周しました
今だったら“不適切”とか言われるのかな
でも、指導してたのは水泳を教えるプロのはずなんですけどねぇ
そんなわけで、そもそもプールは怖いんですよ
他の遊びでも同様ですけど
「もうやりたくない」と思わせる保育は
子どもの可能性を潰します
それは、教育の目的とは真逆の結果ですよね?
だから
「水が苦手」という子は
まずその思いを尊重したい
その思いを保障した上で
子どもが自分から殻を破りたくなるようには?を考えたい
私の水あそびの方法は
何かのマニュアルやカリキュラムを参考にしていません
あくまで自己流、猫月流
「水が苦手」を「水って楽しい」に変えるには?
自分だったら、どうして欲しかった?
それを考えているにすぎません
「水って楽しい」と子どもが思ってくれたら
あとは小学校で才能が花咲いてくれたら🙏
“水泳”は、小学校のカリキュラムですからね
保育園では、必要以上の結果を求めない
それが、専門家というものでしょう?(笑)
まだまだ夏は続きます
この夏で、より多くの子が
「水で遊ぶって楽しい」
と思ってくれることを願ってます🤗
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