保育を辛くしないためのプチワーク#6 子どもの「できない」との向き合い方

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麻布の上にタイトルが書かれている。右下には保育活動の中で困っている子が線画で描かれている みんなのQ&A

こんにゃちは、猫月です🐱

うちさんからのプチワーク⑤です

今回のテーマは、
「できない」と思っている子どもが、 やってみようと思える関わり
です

ワツキ
ワツキ

「できない」って思い込んでいる子、いますよね
遊びの様子を見ていると、力はあるんです
だから「やれば、できますよ」って励ますんですけど……

猫月
猫月

「できない」という理由は、それぞれあると思う
ただ「やればできる」は、大人の判断だよね
その子自身はそう思ってないわけじゃん?

ワツキ
ワツキ

な、なるほど
だからと言って、経験させないままというのも
やっぱり違いますよね……

猫月
猫月

それも大人の判断だよ?
本人には、何かしら行動を阻むものがあるんだから
まずは、子どもに“蓋”しているものを見つけたいね

私自身は、
「子どもの可能性は青天井」だと思っています

ただ、その可能性を発揮するためには、
発揮しやすい環境が必要なのです
子どもが「できない」と感じている時、
保育の環境として何かが不足している──私はそう考えます
だから、その子の「できない」を探って、整えるようにしています

まず、「できない」子の事例からお話ししていきますね

子どもが「できない」と言ったとき、
私は無理に励ましたり、褒めたりはしません

ただ、状況を見ながら関わります

以前、絵を描くことが好きなのに
制作の時間になると「描けない」と言う
5歳児のKちゃんがいました

でも自由遊びの時間には
毎日のように絵を描いていたのです

そこで私は、課題として描かせるのではなく、
雑談をしながら一緒に画用紙に向かいました

🐱 ねぇねぇ、この間の遠足って何が楽しかった?
👧 んー、お弁当!
🐱 そうだよねー、やっぱりお弁当だよねー
👧 ママがね、オムライス作ってくれたの
🐱 どんなオムライスだったっけー?

そう話しているうちに、
Kちゃんは遠足の思い出を描き始めました

子どもの「できない」には、いろいろな意味があります
・本当にできない
・難しい
・手伝ってほしい
・自信がない
・やりたくない

つまり
「できる」と「できない」の間には幅があるのです

Kちゃんの場合は描けないのではなく、
「正しく描かなきゃ」と思ってしまっていたのだと思います

描けない子を目の前にした時、
「上手に描けるよね」
「いつも描けてるじゃない」
と励ましていませんか

でもそれは、「大人の思う成果を期待する」言葉になっていることがあります
Kちゃんは
「大人の期待通りの絵は『描けない』」
だったのではないか?と思ったのです

子どもが挑戦しやすくする方法は他にもあります

例えば──
・環境を整える
・仲間の様子を見る時間を作る
・保育士が実況中継をする

私は「実況中継」もよくやります
子どもの表現を「上手」「すごい」と評価するのではなく
「へぇっ!新幹線を作ったの!!」
「なるほど、そこは青くするんだね」
のように
事実をそのまま共有するだけでも、
子どもは安心して活動できます

子どもの可能性は、もともと青天井です

でも、大人による
・評価
・期待
・思い込み
そういったものが、その力の出口を塞いでしまうことがあります

教育学者 倉橋惣三 は

と言いました

保育士の仕事は
子どもに何かをやらせたら、それは本質とズレてしまいます
子どもが自分で発見し、実現するための環境を整えること
これが私たちの役割です

Kちゃんの絵の時にも感じていました
「思うがままに描いたら良いのよ」
「思うままに描けたら、それが最高の1枚になるんだから」

彼女にとっては、
・みんなで一斉に描く時間は苦手
・保育士の思う“上手”に応えなきゃ
こういったプレッシャーがあった

だったら、
・個別に描ける環境にする
・本人が楽しいと感じながら描く
そう整えたら良い

そして、Kちゃんは1枚を描きあげたのです

子どもが「できない」と言う時は、
「何が邪魔をしているのか?」を考えます
それは、「もしかして、私かも?」という可能性も含みます
子どもにとっての最善を突き詰めたら、見えてくるものがあるはずです

今、目の前に「できない」という子がいます
あなたは、その子に何と言葉を掛けますか
それとも、言葉を掛ける間に何か準備をしますか

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