1・2歳児 ごっこ遊びと絵本たち #1「おおきなかぶ」

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「1・2歳児 ごっこ遊びと絵本たち」#1サムネイル。「おおきなかぶ」を紹介する。背景におおきなかぶのイラスト たのしい絵本とおもちゃ

こんにゃちは、猫月です😺

1・2歳児も絵本を楽しむようになり、
子どもによってはごっこ遊びをする姿もあるのではないでしょうか

私が担任している1歳児は、
『だるまさんが』の絵本を読みながら、
「どてっ」「ぷしゅー」「びろーん」と、
自分も同じ動作をしながら楽しんでいます

キツキ
キツキ

幼児の劇ごっことまではいかなくても
子どもって真似っこが楽しいですよね〜
年末くらいには、保護者にも見せたいなぁ

猫月
猫月

うちの園では発表会はないけれど、
保護者と保育園で過ごす日に
ごっこを見てもらったり、一緒に遊んだりするよ

1・2歳児は、とにかく”模倣”や“見立て”が盛んな時期
大人と同じことができるのが楽しいし、
紐を麺にしておままごとをするような見立てなど
遊びが広がってきます

今回は、1・2歳児とごっこ遊びしてきた絵本を
1冊ごとに紹介していきます
保育園でも、ご家庭でも、
子どもと一緒に楽しんでいただけると思います

作:A・トルストイ 絵:佐藤忠良 訳:内田莉莎子©︎福音館書店

絵・著:いもとようこ©︎金の星社

保育園でよく読まれるのは、この2冊でしょうか
子どもの頃に読んでいた、という
ママ・パパも多くいらっしゃいますよね

この作品の面白さは、
展開の「くり返し」にあります
お笑いでいうところの“てんどん”ってやつですね😆

子どもたちからすれば、
「次はこうなるよね」という予見と、
その予見が当たる安心感があります

動作と言葉(セリフ)が覚えやすいので
模倣や真似が楽しみやすいのです

2歳児だと、登場人物を覚えて、
順序通りに展開することもできます
1歳児は順序を覚えられないまでも、
誰が登場しても動作と言葉が同じなので、
絵本の表紙を目にしただけで、
「っんとこしょ、っこいしょ!」と笑顔でやっています

こういうくり返しの作品は、
言葉を超えて理解しやすいんですよね
担任するクラスには、多国籍の子が複数いますが、
日本語がわからなくても「おおきなかぶ」は大好きです

1・2歳児がごっこ遊びをするなら、
登場人物ごとに特徴的なアイテムを揃えて、
役になったつもりで遊べるようにします

・おじいさんのベスト
・おばあさんのスカート
・孫の頭巾(スカーフ)
・犬・猫・ネズミの耳
こんなところでしょうかね

この年齢の子どもたちは
「相手の立場を考える」ことは難しいです
まだ“なりきる”って遊ぶことことよりも、
登場人物と同じ格好をしていることだけでも、
十分に楽しめると思います

私の園では3歳児以降は発表会がありますが、
3歳未満の子達は、親子で一緒に遊ぶ日を設けています
その中で、ごっこ遊びを見せる年もあります

とはいえ、劇形式はまだまだ難しいですから、
見せ方にはひと工夫が必要です

私が実践したごっこ遊びを簡単に紹介します
① 私がおばあさんとして衣装を着て登場します
  ※子どもは保護者と一緒に座っています
② 手遊び『小さな畑』(小さな庭)をします

③ 最後を「かぶの種」を植える歌詞にして、
  おおきなかぶが出来上がり!
④ おばあさんがかぶを抜こうとするけれど抜けません
  「誰か力を貸しとくれ!」
⑤ 犬・猫・ネズミを順に呼ぶ
  子どもは自分のやりたい動物の時に前に出ます
  出てきた子どもにアイテムを着せまる
⑥ 動物揃ったところでかぶが抜けました!

あくまで遊びなので、全員参加とはしていません
保護者から離れられない子は、見ているだけで十分😉
でも、犬・猫・ネズミを呼ぶことで、
先に出た友だちがいるので、
安心して前に出てくる子は多いです
それと、普段から遊び慣れていることも大事ですね👍

保育園でも家庭でも、親子で楽しむ方法もあります

「うんとこしょ どっこいしょ」の場面をクローズアップして
ふれあい遊びを展開します

大人がおおきなかぶとして、
子どもに引っ張られるのも一つの遊び方ですし、
大人と子どもが向かい合って座り、両手を握って
ギッコンバッタンするのも一つです

私は保育園で展開したので、
親かぶを子どもが抜いた後に、
『大根漬け』のふれあい遊びを
おおきなかぶでアレンジしました

これも、日頃からふれあい遊びを楽しんでおくことで、
最初は子どもが保護者を漬物にして、
入れ替わって保護者が子ども漬物にするという、
一口で二度美味しい遊びをしました♪

「おおきなかぶ」は
くり返しの展開が魅力とお話ししましたが、
くり返しの経験は「見通し」の力や
「自信」に繋がっていきます

大人からすると、
くり返しはワンパターンというイメージが
あるかもしれませんね

ただ、幼い子どもにとっては、
話の展開がわかるというのは、
「これからこうなるよ」と見通しの練習になります
そして見通しが当たることで、
「自分の考えは正しかった!」自信につながっていきます

「おおきなかぶ」では、
家族を呼んでくる場面が、5回もあります
5回も自分の見通しが当たるのですから、
子どもからしたら快感ですよね♪

「こうしたら、どうなる?」
を考える力にもつながる絵本です
これからも、楽しんでいってください📕

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