こんにゃちは、猫月です😸
新年度の始まり――
子どもたちは、期待と不安を胸に
一歩ずつ歩みを進めています
そんな子どもたちに
そっと寄り添ってくれる絵本を5冊、選んでみました
今回ご紹介するのは、その中の1冊――
『まちには いろんな かおがいて』です
絵本の紹介
『まちには いろんな かおがいて』
文・写真: 佐々木 マキ
出版社: 福音館書店
あらすじ
ぼくが てくてく あるいていくと
まちには いろんな
かおが いて
つぎつぎ
かおが
かおを だす
猫月が魅力に感じるポイント
佐々木マキさんは絵本作家ですが
この絵本自体は写真絵本です
佐々木さんが、街中で見つけた“かお”たちと
主人公である”ぼく”との対話で進んでいきます
子どもと散歩をしていると
たしかにいろいろな“かお”と出会います
笑っている顔
怒っている顔
泣いている顔
ニヤリとしている顔――
子どもはひとつ顔を見つけると
次々と顔を見つけていきます
この絵本自体は探し物絵本ではなく
いろいろな顔との出会いの物語です
街の中にいる顔たちと
子どもたちも出会いたくなる魅力があります
子どもたちへの届け方
絵本の構成自体は物語調ですから
集団への読み聞かせも可能です
でも、個人的には
擬人化ができるようになった子どもと
じっくり向かい合いたい一冊です
ただ、その時に大事なのは
物語として読むことよりも
佐々木さんが撮った一枚一枚の写真と
子どもたちの邂逅を見守りたいと思っています
(絵本だから偶然の出会いではないんですけどもね🤭)
そうして子どもが様々な顔と知り合った上で
佐々木さんの物語の世界へ浸るのも
またひとつの読み込み方なのではないでしょうか
“散歩が楽しくなる”絵本
保育園での散歩には
だいたい目的地があります
公園だったり、川の土手だったり、草っぱらだったり
でも、この絵本を楽しんでいると
歩くこと自体が楽しみになってきます
『この間、家の近くで顔を見つけたよ』
『保育園に来る途中に面白い顔があったの!』
散歩中だけでなく、登園・降園の時なども
子どもの楽しい時間に変わっていきます
そういう子どもの楽しみに大人が共感していると
親子の通園時間も魅力的な時間になっていきます
「行き渋り」とか「手を繋いで歩かない」といった
保護者からの悩みが減ることもあるのです
自分が住んでいる街自体が
魅力的な世界に変わる・・・
そんな力が秘められている一冊です
ちなみに、この絵本
私がリピ買いした冊数No.1です!
配属先の保育園ごとに購入してきたので
通算7冊ほど買いました(笑)
どこの保育園でも、子どもたちに楽しんでもらえたので
きっとあなたにも楽しんでもらえると思いますよ♪
コメント