こんにゃちは、猫月です😸
新年度の始まり――
子どもたちは、期待と不安を胸に
一歩ずつ歩みを進めています
そんな子どもたちに
そっと寄り添ってくれる絵本を5冊、選んでみました
今回ご紹介するのは、その中の1冊――
『うずらちゃんのかくれんぼ』です
絵本の紹介
『うずらちゃんのかくれんぼ』
作:きもと ももこ
出版社:福音館書店
あらすじ
うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼ
最初はうずらちゃんがかくれます
「もういいかい」「まあだだよ」
「もういいかい」「もういいよ」
どこにかくれたのかな?
猫月が魅力に感じるポイント
この絵本の楽しさは
「かくれんぼ」の疑似体験ですね
私は勝手にVR(Virtual Reality)系絵本と呼んでいます(笑)
上手に隠れているうずらちゃんとひよこちゃんを
子どもが探す面白さがあります
それと併せて
大人から離れて遊びに夢中になってしまう姿が
子どもの共感を呼ぶと思っています
うずらちゃんとひよこちゃんは
子どもの心を投影した等身大の存在なんですね
絵本の展開として
「かくれんぼ」をする楽しさと
大人から離れて遊ぶ自立心と
不安になってもちゃんと守ってくれる存在への安心感
それが、わかりやすく子どもに伝わる構成になっていると思います
子どもたちへの届け方
私がこの絵本を読むとしたら
集団への読み聞かせよりも
子どもがひざに乗ってか、隣り合わせになってか
ひとりと一緒に読むスタイルを取ると思います
この絵本を提供するとしたら
1~2歳くらいの子どもたちでしょうね
「かくれんぼ」の面白味が感じられるようになり
また、大人と距離をおいても遊べるようになる時期です
でも、はたと自分一人になっていることに気付いて
ぐるっと辺りを見回し
親しんでいる顔を見つけて安堵する――
大人が“安全基地”として子どもの心を支える時期ですね
「好きに遊んでおいで」
「ちゃんとここで観ているからね」
「困ったときは助けに行くから」
という見守りの絵本でもあると思っています
言葉だけで何かを伝えるには難しい年代ですが
子どもなりの“肌感”で
コミュニケーションを図っていく時期の子どもと楽しみたいですね
子どもの遊びを広げる絵本
『うずらちゃんのかくれんぼ』と同様に
子どもの遊びを広げていく
VR系絵本をいくつか紹介して
今回の記事は締めましょう
『かくれんぼももんちゃん』
作:とよた かずひこ
出版社:童心社
『あっぷっぷ』
作:中川ひろたか
絵:村上康成
出版社:ひかりのくに
『いないいないばあ あそび』
作・絵:きむら ゆういち
出版社:偕成社
子どもと一緒に遊びを感じられる絵本と
出逢えますように♪
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