5歳児の制作遊び「創造性を発揮する」

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楽しい制作遊び

こんにゃちは、猫月です😺

制作遊び
定期的に機会を設けたいと思いつつ
「何をしようかなぁ」😩
と悩むこと、ありませんか

私も悩みますよー😹

悩んだときは、
制作遊びの根っこに戻ると良いのかな?
と思っています

制作遊びの根っことは、
感触を知る
色を楽しむ
画材や用具(クレヨン、絵の具など)にふれる
形を変える(丸める、千切る、折るなど)
といったことだと考えています

これ、前回も前々回もお話ししましたね(笑)

今回は、
5歳児の制作遊びの事例
「創造性を発揮する」🎨
についてお話していきます

内容としては、
制作遊び、自由にしたった
です(笑)

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子どもの制作遊びって?

まず、「制作遊びは何のためにやるのか?」
については、👇以前の記事をお読みいただけたら幸いです🙏

保育所保育指針には、
子どもの育みたい資質・能力として
3つの柱が記されています

1.豊かな体験を通じて、
 感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする
 「知識及び技能の基礎」
2.気付いたことや、できるようになったことなどを使い、
 考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする
 「思考力、判断力、表現等の基礎」
3.心情、意欲、態度が育つ中で、
 よりよい生活を営もうとする
 「学びに向かう力、人間性等」

この前提に沿って、
「5歳児の制作遊び」
考えていくわけです

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5歳児の成長と保育者の姿勢

5歳児は、いわゆる「年長さん」です

就学へ向けての1年間を
過ごしていく子ども達ですから
これまでの園生活で、
制作に関する様々な技術を身につけています

書く・描く・塗る
切る・貼る・繋げる
折る・結わく・組み合わせる…等々

3つの柱の「知識及び技能基礎」が、
一定の程度までは伸びている(はず)
と考えています

5歳児に大事にしたかったのは、
「思考力、判断力、表現等の基礎」
「学びに向かう力、人間性等」

の2つです

5歳児になって最初の行事は、
子どもの日でした

こいのぼりを制作するのが定番化する中で、
私は子どもたちに投げ掛けます

「自分が作りたい こいのぼり を作ってね」

絵でも良いし
折り紙でも良い
平面的でも立体的でも良い
園にある材料は、何を使っても良い

保育士として大事なのは、
子どもの発想や工夫を見逃さないこと
作る前、作っている最中、完成した時の表情
その子のナラティブ”(物語)を見つめること
そして、保護者に伝えられること

こいのぼりの制作をした後、
保護者からこんな言葉がありました

「みんな一緒じゃないんですか?」

保護者の中には、
【みんな同じ】という概念が根付いています

でもそれは、保育が目指すものではありません

重要なのは、
その子の資質・能力
伸びていくことです

だから、お子さんが
どんな表情で
どんな工夫をして
その作品を制作したか
つぶさに伝えることで、理解が得られます

保育を語れることで、
保護者のお子さんに対する認識が深まっていきます

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いつでも制作できる環境を

さて、こいのぼりの制作を終えた子どもたちですが
それまでと変わってきたことがひとつあります

制作遊びを、日常的に楽しむようになったことです

そこで、制作遊びの端材を
常にクラスへ置いておくようにしました

端材ですから、
いろいろな形をしています
色だってバラバラです

でも、その端材の中から
自分の制作に必要なものを探したり
逆に形や色からインスピレーションを得たり

どんどん制作のバリエーションが増えていきます

端材ですから、
下手したら処分されてしまうものです
(私、断捨離をガンガン進めていく性質たちですしw)

素材は無駄にならない
子どもたちの表現能力は伸びていく

自画自賛ですが🤗
理想的なサイクルになっていたと思います

自分のイメージしたものを表現するために、
探す、調べるといったことも日常になっていきました
図鑑が、眺めるものから、
知識を満たすものへと立場を変えました

もちろん、
「わからないこと」を調べる
という作業を、
大人が示す必要もあります

私はよく子どもから
「〇〇を描いて」と頼まれますが
そういう時は
「どこかにその絵はない?」と尋ねます
図鑑でも、絵本でも、
子どもたちの服やバッグの柄でも良い
モデルが見つけられれば描けると答えるのです

描きながら
「何か、雰囲気違うなー」とも呟きます
そうすると、子どもたちが
『どこが違うか』を検討し始めます
気付いて修正案を出してくることもあります

鉛筆を走らせるのは私ですが
描き終わるまでの工程は、子どもと共同作業です

そうやって、
『自分の欲しいもの』を手に入れるために
どんなモノや手段が必要かを
子どもたちは考えていくのです

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深夜の「ホウオウ」作り

ある日、保護者に呼び止められました

「先生、息子の“ホウオウ”を見ました?」と言うのです

何のことだかわからず、本人に尋ねます

“ホウオウ”は、ポケモンの名前です

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「あー、ホウオウね」
と当人は特段意にも介さず、
バッグの中から折り紙の作品を取り出してくれました

そこにあったのは、
見紛う事なき“ホウオウ”でした

折り紙を折ったり丸めたり
セロハンテープでつなぎ留めたり
工夫を凝らしてありました

「昨日の夜、急に飛び起きて…」
寝ていたと思ったら、深夜に飛び起きたそうです
そして、憑りつかれたように制作していたと
あまりの集中力に
「もう、どうして良いかわからなくて(笑)」
とお母さんは仰っていました

3時間かけて誕生した作品は、
ポケモンに詳しくない保護者も唸る
伝説のポケモン“ホウオウ”でした

「先生が話していたこの子の才能が
 私にもやっとわかりました」
とも仰っていました

元々、造形の才能は感じていましたが、
いよいよその片鱗が輝きだした瞬間を
保護者は認めてくれたのです

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思い出のポシェット

また、別の保護者からも声が掛かりました

“ポシェット”を作ったんですけど、
 あの子、見せましたか?」と

さすがに保育園で手芸はやっていませんから
私の頭の中は「???」が渦巻いていました

聞けば、
運動会でマスゲームをしたのですが
その時に両手に持っていたフラッグを
自分でポシェットに仕立て上げたというのです

もちろん縫い物はできませんから
縫製用ボンドを使ったということでした

フラッグをポシェットにしたい
それをお母さんに相談したんですね
お母さんは手伝わない代わりに、
彼女に手段を知らせました
そして、家にある材料は好きに使って良いとしたのです

運動会の思い出のフラッグが
取っておくだけではない、
身につけられるポシェットへと生まれ変わりました

それにしても、替えの無いフラッグを
制作の材料にするのを容認するとは
なかなか肝の座った親子です(笑)

minne

保育の成果は、保育士の手が届かない

私は、
保育の成果は子どもの成人後に発揮されるもの
だと考えています

「大人になったときに、自分で飯が食えるか」
ですから

そう考えると、
保育の成果というのは、
保育士の手が届かないもの
なのでしょう

子どもたちが成人したのちに、
「今、毎日が楽しいです♪」
と言ってもらえたら、
あの時の保育が、
子どもたちの役に立ったのかも

と、初めて思えるのではないでしょうか

“ホウオウ”“ポシェット”の事例は、
それをちょっとだけ先取りさせてもらったように思います

制作遊びというと、
保育計画に則って
大人が準備して、ひとつの作品を完成させる
そういうイメージがあるかも知れません

ですが、私としては、
あくまで子どもの個性が発揮できる
日常的な遊びとして
子どもの傍にあるモノであって欲しいと願います

「保護者からの要望もあるし…😓」
「園内で認めてもらうのは難しいです😰」

それも実際だと思います

みんながみんな、
私のように宇宙人のまま
地球で生活はできないでしょう(笑)

ただ、徐々に徐々に、
「どうしたら、子どもの日常に置けるか」
の工夫はしていけると思います

私だって、
思いついて即日に実行したわけではありませんw
『思い立ったが吉日』とは言いますけどね

(言い方は悪いですけど、
 ”毒を染み込ませるように”
 じわりじわりと、自分のやりたいことを広げていくのです)

どこまで参考になるかは分かりませんが、
ご自身が「面白い」と思える保育を
子どもたちと展開されることを願ってやみません

最後までお読みいただき、ありがとうございました

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