こんにゃちは、猫月です🐱
新年度ということで、
今日から新社会人という方もいらっしゃるでしょう
きっと、いろいろな出来事があって
時には、ほっこりしたかったり、
自分を励ましたくなるようなこともあるかも…
このブログでは、これまでも様々な絵本を紹介してきました。
今回は、新社会人にお届けしたい絵本5選です📚
それしかないわけないでしょう
『それしかないわけないでしょう』
著:ヨシタケシンスケ©白泉社
NHKでアニメ化もされましたね
学校から帰ってきたお兄ちゃんがこんなことを言います
「…ねえねえ、しってる? みらいはたいへんなんだぜ」
「ぼくたちが おとなになるころは たいへんなことしか ないんだってさ」
悲観的な話ばかり聞いて心配になった女の子は
お祖母ちゃんに急いで報告に行きます
するとお祖母ちゃんはこんなことを言うのです
「だ―――――いじょうぶよ!」
「みらいがどうなるかなんて、
だれにもわからないんだから!」
「たいへんなことだけじゃなくて
たのしいことや
おもしろいことも
た―――くさんあるんだから!」
社会人になったばかりだと
業界や社会のこともよく分からなくて
何かと不安になりますよね。
それに、自分の意見を持って働いていても、
先輩や上司の言葉が絶対に思えてしまいます。
でも実は、そんなことはないんです。
おとなはすぐに
「みらいはきっとこうなる」とか
「だからこうするしかない」とかいうの。
でも、たいていあたらないのよ。
上司や先輩の言うことだって、
たいていは当てにならないんです。
そんな先見を持っている人なら、
そもそも勤め人ではなく、起業しているはずですしね(笑)
この絵本を読んでおけば、
「あー、この先輩の言っていること
『それしかないわけないでしょう』だ」😂
って、心中で笑い飛ばせる、かも?
きんぎょがにげた
『きんぎょがにげた』
作:五味太郎©福音館書店
飼っていた金魚が金魚鉢から逃げ出して
「どこににげた?」と
あちらこちらを探し回ります
家中を逃げ回った金魚ですが、
最後は「もうにげないよ」と絵本は終わります。
乳幼児向け絵本の鉄板!ですが
この絵本に出てくる金魚って
どうして逃げたんだと思いますか?
この絵本を読んだときに、
金魚を探す気持ちで読むのか
逃げる金魚の気持ちで読むのか
なーんて、そんな深い思いにならずに
ただ、五味太郎さんの
シンプルかつ繊細な絵を眺めるだけでも
十分に心が軽くなる絵本です🍵
ほげちゃん
『ほげちゃん』
作:やぎたみこ©偕成社
ぬいぐるいのほげちゃんは
幼いゆうちゃんといつも一緒
引っ張られ、噛みつかれ、汚されて、
パパのおならにまでさらされる日々です
ある日、家族のみんなが出掛けるときに
汚いからと置いて行かれてしまいます
そこから始まるのは…
「ゆーるーせーなーいー!」
ユーモラスな見た目
のんびりと始まる物語の序章
一転して始まるバイオレンス⁈
あなたも、ほげちゃんのように
日頃の想いを発散したくなるかも?
にげてさがして
『にげてさがして』
作:ヨシタケシンスケ©赤ちゃんとママ社
帯に書いてある言葉
「にげるため、さがすために、
きみのあしは、ついている。」
物語というよりは、
人生哲学に近いように私は思っています
後世、ヨシタケシンスケさんは
絵本作家 兼 哲学者として名を馳せるのではないか?と🤔
ちょっと辛くなった時に
辛くなる前に
手にして欲しい一冊です。
ちょっとだけ
『ちょっとだけ』
作:瀧村有子 絵:鈴木永子©福音館書店
なっちゃんのおうちに、あかちゃんがやってきました
なっちゃんは、おねえちゃんとして
いろいろなことをがんばります
ちょっとだけママのスカートをつまんで
ちょっとだけ牛乳が入れられて
ちょっとだけブランコを揺らせられて
なっちゃんがママにお願いします
「ちょとだけ、だっこしてほしいんですけど」
ママがこたえます
「いっぱいだっこしたいんですけど」
あなたは、十分に頑張っています
それが、周囲からちょっとしか評価されてないとしても
十分過ぎるほどに頑張っています。
だから、甘えて良いんですよ。
頑張ったかどうかを決めるのは、自分なんですから。
ということで、
私の独断と偏見でオススメしました
5冊の絵本。
新社会人、
時には辛い思いをしたり、
暗い想いになったりもするでしょう。
そんなとき、
自分で気持ちを立て直すのは、
もしかしたら難しいかもしれません。
だから、何でもいいから、
気持ちをフラットに戻すスイッチのような存在があればと思います。
お酒も、エナジードリンクも、
疲れを先延ばしにするだけで、
利子がついて返ってきてしまいますしね😨
リセットはできなくても、
フラットには戻せるように。
絵本でなくても良いのですが、
猫月としては、絵本を推します(笑)
あなたの心を軽くする“なにか”と出逢えますように♪
コメント