仕事を楽に 『手戻り』(やり直し)の話

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気楽に仕事を

こんにゃちは、猫月です😸

今日は、「仕事、楽にならないかなぁ」のお話です(笑)

「園だよりのここ、読みづらくない?」
「ここまで細かくなくて良かったのに…」
「制作、なんか華やかさが足りないのよねぇ」

せっかく頑張って仕事をしても
園長やリーダーに報告すると、まさかのやり直し… 😱

手戻り(=やり直し)は、業務効率を悪くしますし、
仕事のモチベーションも下げますよね⤵️⤵️⤵️

でも、どうして手戻りが起こるのでしょうか?🤔

働き方の解説と言えば、沢渡あまねさん!

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『職場の問題地図』(沢渡あまね©技術評論社)を参考にしながら、
「手戻り」についてお話していきます。

まずは、手戻りが発生する原因を探っていきましょう。

なぜ、手戻りが発生するの?

手戻りが発生する原因は、大きく4つです。

いきなり100点を取ろうとする

「締め切りギリギリに提出して、園長からダメ出しを受けた」
自分では「良い出来だ」と思って提出
でも、園長・主任からはダメ出しのオンパレード😱
結果、最初からやり直す羽目になる…💦
手戻りの幅が大きい!

状況の変化に対応できていない

「隣のクラスと内容が被っちゃったから、制作物変えてくれる?」
仕事の目的や成果物は、状況によって変化します
打合せで報告すれば良いや、と悠長に構えていると
期限直前になってそれじゃNGなんてことにもなりかねません😨
変化をいかに早く察知し、かつ園長や先輩と共有しないと
手戻りが発生してしまいます

仕事のやり方や品質が揃っていない

「あれ?先月の園だよりと項目が違うよ?」「先月と同じフォントにしてよ」
その都度、あるいは制作者によって、成果物の内容や品質がバラバラ
成果物を受け取る相手も困るし、
自分の作業効率も悪くなってしまいます

レスポンスや判断が遅い

「○月×日14時から打ち合わせでいかが?」と打診がありました。
3日後になって返答すると…「別の予定が入っちゃったよ!」

打診や相談への返事が遅れると、
お互いにスケジュールの再調整や、他の関係者など多くの手戻りを発生させます
判断を保留している間に、状況は変化していきます

思い当たる経験、ありませんか?

では、手戻りはどうやって防いでいけば良いのでしょう?

手戻りは上流で防げ!

手戻りの原因は、
成果物を求める人(園長や先輩)と
制作する人(保育士)の
意識の“ズレ”から起こります
つまり、成果物のイメージ合わせと報連相の設計で防げるのです

下絵を描く

手間をかけずに相手との成果物のイメージを合わせるためには、
ラフな下絵を描いて確認するのが分かりやすいです

・依頼された資料の完成イメージを下描きして上司に見せる
・会場のレイアウトを下描きし、共有する
・文書作成を指示する。目次の項目、図表、テキストの配置などを下絵で示す

仕事を請ける・指示する時は、成果物のイメージをまず擦り合わせましょう

いきなり100点を目指しても、
そもそも100点がどんなものなのかズレていたら
どれだけ努力しても、0点になってしまいかねませんものね💔

お互いの成果物のイメージや求める品質などを共有するためにも、
ラフな下絵で確認しておくことが重要です

報連相のタイミングを設計・合意する

手戻り幅は大きいほど、修正に時間がかかります
また、ダメ出しを受けた時のショックも大きいです
仕事の成果を全面否定されかねませんからね😱
仕事を請ける段階で、
「いつ、どのタイミングで、何を報連相するか」を相手と合意しておきましょう。

(例えば)
行事用の装飾を請負った時に
➡下絵(完成予想図)を描く
 ➡材料を見せる
  ➡試作品を見せる
   ➡完成品を見せる
    ➡実際に装飾する

細かく報連相しておけば
その都度に修正のチャンスがあるので、大きな手戻りはなくなります
手戻りがあっても、報連相が行われ進捗が伝わっていれば、
同僚がフォローしやすくもなるわけです

逆に、報連相もなく仕事を進めて、
本番前日に出来上がりを見せて「イメージと違うなんて言われたら… ?😱

仕事の手戻りを防ぐには、成果物のイメージ合わせと報連相の設計が重要
それは、個人のスキルを強化すればどうにかなるものではなく、
仕事の進め方の習慣、すなわち組織のプロセスの問題です

個人のスキルだけで仕事を回そうとしていませんか?
そうすると、本来組織で責任を持つはずの仕事が
自分だけに責任を負わされてしまうことになってしまいます

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ところで、仕事の進め方の習慣とは言いましたが
「仕事の進め方」って、どこかで教わったことはありますか?

実のところ、誰も教えてくれていないように思うのです

それでは、なかなか下絵を作るとか報連相をするのも、難しいですよね😵

5つの要素で仕事を捉える

そもそも「仕事をする」とはどういうことでしょうか

ひとことで言うと「インプット(材料)を成果物に変える」取り組みです

そのためには「何のために」「誰のために」その成果物を生み出すのかを意識しなければなりません。また、協力する関係者も必要ですね

まとめると、仕事は次の5つの要素で成り立っています。

沢渡あまね

👆の図は、仕事の進め方を考える上での基本的な概念となります
とてもシンプルですが、職場の問題を特定して改善するための肝です
ぜひ抑えてください

1 目的
 その仕事は何のために、誰のために行うのか?
2 インプット
 成果物を生むために、どんな材料・情報・道具・技術が必要か?
3 成果物
 生み出すべき完成物、あるいは完成状態は?期限は?提出先は?
4 関係者
 巻き込むべき関係者・協力者は?インプットは誰から入手するか?
5 効率
 その仕事のスピードは?生産量は?コストは?人員は?

この5つのいずれかに問題があると、どうなるか
それが「仕事がうまく回らない」「職場に問題がある」状態です

5つの要素がきちんと共有されているなら、
仕事の手戻りは減ってくるはずです🤗

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今回は「仕事の手戻り」についてお話してきました

・手戻りが発生する原因4つ
・手戻りは上流で防ぐ
・仕事の5つの要素

『手戻り』が減ると、
仕事を請け負う方も、任せる方も、
気持ちよく働けますよね🤗

ちょっと意識してもらえたら、嬉しいです😻

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