あなたは“三太郎”を知っているか?!

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たのしい絵本

こんにゃちは、猫月です😸

あなたは、日本昔話の“三太郎”を知っていますか?

それは、誰と誰と誰でしょう?

まぁ、実際には三太郎なんていないんですけどね🤣

多くの方が思い浮かべるのは、
「桃太郎」「浦島太郎」「金太郎」の三人でしょうか。

ゲーム桃太郎伝説シリーズでも、
この三人がメインキャラクターに置かれていますね。

ところで、
それぞれの物語はご存じですか?

誰もが知ってるようで、
実はあまり知られていない?!

今日は、日本昔話のお話です。

「桃太郎」ってどんな話?

むかしむかし あるところに
おじいさんと おばあさんが 住んでいました
ある日 おばあさんは川で大きな桃を拾いました
その桃から生まれたのが 桃太郎でした
大きく育った桃太郎は 鬼を退治に出掛けます
腰には 刀と黍団子を提げていきました
道中、犬と猿と雉を従え
鬼の棲む鬼ヶ島へと到着しました
そして、見事に鬼を退治した桃太郎
鬼から村の財宝を取り返し、家へ帰ったとさ
めでたし めでたし

ざっくりまとめると、こんな感じでしょうか

ちなみに、
桃太郎のモデルとなったのは「吉備津彦命(きびつひこのみこと)」と言われています。
ただ、吉備津彦命は亦の名であって、
本来の名は「彦五十狭芹彦命(ひこいさせりひこのみこと)」だそうです。

で、この彦五十狭芹彦命が何者かというと
第7代天皇である孝霊天皇の皇子なんですね。

ということで、
桃太郎の由来は、古事記日本書紀に記されています。

古事記は日本の神話ですから、
これを読むだけでも結構面白いですよ♪
神社をお参りした際に、
そこの主神が誰であるとか、どんな神様かが知られますからね🤗

「浦島太郎」ってどんな話?

むかしむかし
とある漁村に 浦島太郎という青年がおりました
ある日、太郎が浜辺を歩いていると
子どもたちが大きな亀をいじめています
太郎は子どもたちをいさめ 亀を助けてやりました
するとその亀が「お礼に竜宮城へお連れしましょう」と言うではありませんか
亀の背に乗せられた太郎は、竜宮城へと招かれます
そこでは乙姫が太郎を歓迎して、持て成してくれました
ですが、三日もすると太郎は家が恋しくなりました
竜宮城を去る際に、乙姫が太郎に玉手箱をくれました
「いいですか、この箱は開けてはなりませんよ」
そう約束し、太郎は故郷の漁村へと帰ります
ところが、帰った村には知っている人が誰もおりません
竜宮城での三日の間に、村では三百年が過ぎていたのです
失意の太郎は、約束を破って玉手箱を開けました
すると、箱から煙がわき、煙を浴びた太郎は老人となってしまうのでした

みなさんが知っているのは、概ねこんな内容でしょうか

浦島太郎の物語は「浦島子伝説」として日本各地にあるそうです。
長崎県の壱岐や、神奈川県の横浜市、
なんと海の無い長野県の木曽にも伝説が残っているとか😯⁈

あまりにも伝説が各地に散らばっているので、
原典はよく分からないのが実際のようです。
桃太郎と同様、「日本書紀」にも浦嶋子が登場します。
それくらい古くから語り継がれてきた伝承ということですね。

「金太郎」ってどんな話?

むかしむかし 足柄山に
金太郎という 勇ましく優しい男童がおった
熊に相撲で勝つほどの力持ちだが
心優しく 山の動物たちにも好かれておった
ある日 金太郎が鉞(まさかり)で薪を割っていると
通り掛かった武士が その雄姿に惚れ込んだ
その武士、名を源頼光と申した
頼光と京へ上った金太郎は、坂田金時と名をもらい
頼光の四天王として、今日の鬼どもを退治したそうな

実は三太郎の中で、物語がパッと出てこないのが金太郎だったりします😅
一緒に仕事をした保育士の中で、金太郎の話を知っていたのは…(以下ry

金太郎の主、源頼光は平安中期の武将です。
頼光は多田源氏の一族で武士団を率いていました。
本人は藤原摂関家に務め、武将というよりも貴族的な人だったようです。
ですが、頼光四天王と呼ばれる武将を従えていました。

渡辺綱碓井貞光卜部季武、そして坂田金時ですね。
この四人は、京に巣食う茨木童子や酒呑童子といった悪鬼を倒した伝説があります。

だから、渡辺さんや坂田さんは、節分の豆を撒かなくても鬼が来ないんだとか🤔

桃太郎や浦島太郎が神話の時代からあるのに対し、
物語の誕生が若いですね。

その割には、現代ではあまりメジャーではないような…😂

とはいえ、
絵本や童話としてだけでなく、
ゲームや漫画の題材にもされる三太郎です。

絵本も、いろいろな作家さんが描かれていますね。

私が子どもの時に出逢った桃太郎は
赤羽末吉さんの桃太郎でした。

私が好きな「おおきな おおきな おいも」も赤羽さんの絵本でしたね。

むかしむかしから楽しまれてきた昔話
お子さんと、あらためて三太郎の物語を楽しむのはいかがですか?

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