こんにゃちは、猫月だんくるおすてうすです。
保育園での遊びで人気のあるものの一つに
ブロックがあります。
メジャーなところだと
レゴ・デュプロ、LaQ、井型ブロックなどでしょうか。
私自身は、ダイヤブロックで育ちました。
ブロックあそびはなかなか自信がありますよ😉
それもあって、子どもたちには一目置かれています✌
そんなブロック好きな子どもたちと遊ぶ中で、
ふと気づいたことがありました。
同じ“ブロック好き”な子たちでも、
実は得意が違うってことに。
今回は、ブロック好きなの3人の男たちのお話です😉
ブロック好きな3人の男たち
先に画像も載せましたが、
私はブロック遊びに関しては
なかなかに個性的なスキルを持っています。
「動かして遊べる」作品が作れるんです。
市販されている商品には、
動かせるパーツが組み込まれているものもありますが、
私はオーソドックスなブロックパーツで
動かせる作品を作って遊んでいます。
自画自賛ながら、
子どもたちも興味を持ちますから、
私がブロックで遊んでいると子どもたちが集まってきます。
出来上がった作品は、
子どもたちが自由にふれられるようにします。
一人占めしたい思いもあるでしょうが、
そこは特別な作品という認識もあるようで、
ある程度さわったら棚に戻しています。
「自分も作れるようになりたい」
と思っているのかどうかは分かりませんが、
先ほど載せた雷竜なんかは3歳児でも真似して作ろうとしますねー。
さて、そんな子どもたちの中に、
ブロック遊びが好きな3人の男の子たちがいました。
Hくんと、Aくんと、Tくんです。
3人は、友だちの中でも一目置かれるブロック好き。
「ブロックが得意だな」と思える傑物揃いです。
そんな3人ですが、
それぞれの持ち味・得意が違うことに気が付きました。
ひとりずつお話していきます。
Hくんの場合
Hくんは、私がブロックで遊び始めると、
真隣りでその様子を眺めています。
ある日、いつものようにピタッと横に陣取った彼は
私がブロックを作る様子を見ながら、
ブロックを手に取り始めました。
「真似して作り始めたな?」
と思っていたのですが、
ただの真似ではありません。
ブロックの凸の数を数え、
使うブロックの色も同じにする徹底ぶりです。
私はブロックで遊ぶときは
色は気にしないようにしています。
こだわると、子どもの使えるブロックが減ってしまいますからね。
(画像のブロックは、自宅で購入したものです)
ですから、色まで一緒にする必要はないのですが、
Hくんは徹底して模倣することにしたようです。
そうして私とまったく同じレプリカを完成させて、
それをクラスへ持ち帰り、
レプリカをモデルにまたブロック遊びを重ねて、
構成遊びの腕を磨いていったのでした。
Aくんの場合
Aくんも、私がブロックで遊び始めると、
傍でその様子を眺めています。
私は、恐竜を作るなら
脚、腕、首、尾、胴と
部位ごとに作り上げてから、
最後に全体をまとめて完成させます。
プラモデルの作り方に近いですかね。
おそらくは、子どもの頃に遊んだ
ZOIDSの組み立てのクセかと思います。
Aくんは、私が作ったパーツをいじっています。
「どうすると、ブロックが動くのか」
彼はそこを見ているのです。
そして、ある程度いじると、
離れた場所で自分の作品を作り始めます。
自作のパーツの動作を確認して、
また私の作り掛けをいじりにきます。
試行錯誤を繰り返しながら、
彼は「動かせるブロック」を会得していったのでした。
Tくんの場合
Tくんも、私のブロック遊びを見にきます。
ですが、彼は私の制作工程を眺める程度です。
作っている途中のパーツや、
完成した作品をある程度眺めると、
「あっ!💡」と閃いたかのように、
自分の時間に没頭します。
その姿は、インスピレーションを得た職人のよう。
それこそ、お迎えが来るまで
時間すべてを費やすのも
珍しいことではありませんでした。
(家庭では思い浮かぶと、
夜中でも飛び起きて工作していたそうです💦)
そうして完成させた作品は、
モデルにした私の作品とは似て非なるもの。
彼は、私の作品から着想を得つつも、
あくまで自分の作品を創り上げていたのです。
「ブロック好き」にもいろいろあるの
私は中二病ですから🤣
彼らの才能にこっそり名前を付けていました🤫
Hくんは模倣
Aくんは分析
Tくんは触発
ってところでしょうか
(直訳ではなく意訳です…当て字か?w)
Hくんは、そっくりそのまま模倣するのが得意、
目的を達成するための最短ルートとも言えます。
Aくんは、構造解析をして、要の部分を理解し、
それを自分の創作に応用していきます。
Tくんは、他者の着想に刺激を受け、
自分の創造性を拡大していく爆発力があります。
大人からすると、
「〇〇好き」は分かりやすいのでしょうね。
だから、彼らはパッと見
「ブロック好きな子どもたち」で
くくられてしまうのかも知れません。
確かに、同じ玩具で遊んではいるのだけれど、
その実、各々が発揮している才覚は、
また十人十色なんです。
スポーツでも、似たようなところありますよね。
例えば、ラグビーとアメリカンフットボール。
ボールの形も似ているし、
体格の良い選手同士が肉弾戦をしている
そんなイメージがあるかも知れません。
でも、ルールも求められるプレーもまるで違うんです。
大人って、子どもの目にできる部分を見ただけで
「〇〇やってみたら?」って言いますよね。
本当にその子の持っている才覚と、
その〇〇に求められるセンスと、
合致しているんでしょうか?
千里の馬はあれども 一人の伯楽は無し
とは言いますけれど、
その子の天賦の才を、
よーく見定めてもらいたいな、と願います🙏
好きこそものの上手なれ
ですから、
その子の好きと興味に任せるのが
最良だとは思いますけどね😉
今日も、目に前にいる天才たちを見守っていただけたら、
嬉しく思います😻
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