『○○をしたくない子 があらわれた!』どうする?#8

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みんなのQ&A

こんにゃちは、猫月です😺

このシリーズでは、
RPG風に「○○しない子」があらわれた時、どうする?
を考える記事をお届けしています

今回は、保護者からもよく相談される
「食べない子」とどう関わるか
というお悩みについて、
要点を整理しながら、猫月だったらどうする?
という内容でお話ししていきます

【あなたが保育をしていると、
 “たべない子”が現れました。どうしますか?】

大人からすると『食べない子』に見える子にも、
いろいろな理由があると思います

どんな理由があるか、考えてみました

① 一回の食事量が少ない子
 どの食品も口にしているけれど、残している

② 苦手な食材が多い子
 よく食べるものと、口をつけないものがある

③ 咀嚼が弱い子
 口に入れてから、なかなか飲み込めていない

④ 食事そのものが不安な子
 食事の時間を嫌がる
 自分から食べようとしない

子どもの食事の様子を見ていると、
なんとなくでも理由がわかってくると思います

関わり方や環境を工夫すると、食べるようになることもあります
向き合い方の一例をお話ししていきます

① 一回の食事量が少ない子
 少量盛りで達成感を重ねていくと、自分の適量がわかるようになります
 食べ切れることで、食事への自信もついていきます
 「もう少し食べてみようかな」の意欲も湧いてきますね

② 苦手意識がある子
 まずは好きな物で心とお腹を満たしましょう
 お腹が満たされると気持ちにも余裕が生まれます
 気持ちに余裕があると、新しい食材への挑戦もしやすくなる
 満たした上で「これも、一口食べてみない?」と誘ってみましょう

③ 咀嚼が弱い子
 咀嚼の弱い子には、食材を細かく刻みがちですが、
 それだと「噛む」動作が不足してしまいます
 棒状の茹で野菜やパンなどで前歯を使った“噛みちぎり”を経験し、
 顎の力を育てる経験を重ねたいですね
★誤嚥防止のため、食後の口内チェックは大切です

④ 食事そのものが不安な子
 食事は、本能的に警戒心が働く場面
 家庭との雰囲気や、食文化の違いに警戒しているのかも…
 安心できる環境、大人の受容的な見守りで
 「ここで食べても大丈夫」という実感を持ってもらいたいです
 大人が食べたことを喜ぶと、「喜んでもらえた」“貢献感”から、
 食べようという動機が持てるようにもなっていきます

これが“正解”というわけではないですが、
私が保育園で出会ってきた子たちは、
食べる量が増えてきましたよ♪

「食べない」と大人としては心配ですよね
でも、安心感や達成感が積み重なれば、自然と食べられるようになります

「いつかはたくさん食べらるようになるよね」と
寛容な眼差しで見守っていると、
いつの間にかその子は大人のように食べている、
なんてよくある話です

お腹も心も満たす時間にしていきましょう

👈Chapter7『“すわっていられない子”があらわれた!』

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