猫月が“やらかした”話

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時には昔の話をしようか

こんにゃちは、猫月です😸

今回はタイトルの通りです
私の“やらかした”話です

失敗とか
ミスとか
自分の中では「やっちまったぁ😩」な出来事とか
ありますよね

私はいっぱいあります💦

中には、墓の下まで持って行かなきゃいけないようなものも…😱

“失敗には再現性がある”とも言いますから
私のエピソードと反省点をお伝えすることで
みなさんのお役に立てるならと
今回、まとめてみました

・「怒ると鬼の牙になるよ」
・「片付けさせなきゃ!」
・「タイツ持ってますか?」
・“プール熱”と“帯状疱疹”
・『担任を替えてください』

5つのエピソードをお話ししていきます

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「怒ると鬼の牙になるよ」

私には八重歯がありまして
(“猫”を名乗る由縁でもあるのですが😸)
とある年長児が気付いたんですね

「先生、牙が生えてるよ😮って

左右の八重歯は牙みたいに見えると

子どもらしいなぁ、と思いつつ
冗談で「そうそう、だから怒ると鬼の牙になるよ👹」
って答えたんですね

そうしたら、本当に信じてしまったようで…
以来、卒園まで
「…先生が怒ったら、鬼になるんだ😰」
とビビらせることになってしまいまして💧

冗談でも、子どもを怖がらせるようなことは言うものではないなと
心底反省しました…🙇

この経験の後に
「実現しないウソをついてはいけない」
ということを学ぶ機会がありました

起こりもしないことで抑制をかけるような発言は
NGであるということですね

例えば
「そんなことをしていると小学生になれないよ」
「そんな悪い子は鬼に連れて行ってもらいなさい」
「寝ない子はオバケになるよ」

などですね

みんな小学生にはなれるし
鬼に連れて行かれることもないし
オバケになることもないわけです

こういう言葉で、その時は子どもが大人の意に沿ったとして
子どもはじきに気付くんです

「あれ?小学生になれたよ?」
「(節分の)鬼は来たけれど、連れて行かれなかったよ?」
「昼寝しなくてもみんなオバケにならないよ?」

そして、こう思うんです
「何だ、大人の言うことなんてウソじゃないか!」

こうなると、もう大人の言葉は子どもに届きません
都合の悪い時の詭弁だと、見抜かれてしまいます

奥田健次先生が著書の中で仰っていました

大切な約束を破ったときには
「レッドカード」を出しましょう

叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本(奥田健次©大和書房)

子どもが約束を破ったとき
大人は「次にやったら、本当に○○だよ」と言い
子どもが「ごめんなさい」と謝ると許してしまいがちです

ですが奥田先生は、
約束を破った場合のペナルティは事前に決めておき
実際にそれを実行することをお勧めしています

著書の中では、日帰り旅行で
「列車の中ではピョンピョンしない」約束をしていた家族の話でした
「ピョンピョンするなら列車を降りる」という約束でしたが
それでも約束を守ろうとしない

その都度に諫めて
旅行は旅行として続けたくなるのが人情ですよね

でもそれだと、約束は履行されていないわけです
約束を破った場合は一発レッド
次の駅で列車を降り、そのまま帰宅するのです

これ、虐待ではないですよ?
大人の都合で一方的な罰を与えているのではないです
子どもと約束をしたのですから
その約束を履行する責任が大人にはあるのです

この解説を参考にするならば
「怒ったら鬼になる」と言った私には
実際に鬼に変身する責任があった、ということです

「実現しないウソをついてはいけない」

これは、相手が子どもでも大人でも
誰に対しても心掛けなければならないことだと思います

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「片付けさせなきゃ!」

ある1歳児が、とにかく大人の言うことを聞かない😩
言葉は達者なんです
大人の話もわかっています
でも「イヤ」とも言わずに逃げ出してしまいます

とある日、その日も使っていた玩具を片付けに逃げ出そうとしました
保護者も家庭で困っていましたし
担任もホトホト手を焼いていましたから
私は何としても片付けさせてみせようとしたのです

逃げようとするのを先回りして
ささっと捕まえてその場へ一緒に座ります
二人羽織よろしく、後ろからその子の手を取って
玩具を箱へと片付けていきました

ただ、当人は何としても片付けたくないようで
私の手をどうにか振りほどこうと
大泣きしながら抵抗するわけです

玩具は全部片づけたものの
納得できないその子はその場で泣き崩れています

…あれ?何のために片付けさせたいんだっけ?
これ、誰のためになってるの???

その子にとっては
やりたくないことを無理矢理やらされただけで
「よし、次からは片付けをしよう」
とはなっていないわけです

そこに、子どもの主体性は無かった

重要なのは、
その子が玩具の片付けに意義を感じることであって
大人の言うことに従うことではなかったんです

ここから数年後にアドラー心理学と出逢うわけですが
今でもあの子の泣く姿は
私にとっては戒めとなっています

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「タイツ持ってますか?」

これは保護者対応の失敗です

あるクラスの発表会で
「不思議の国のアリス」
を劇ごっこで見せることになりました

子どもたちもやる気になっていましたから
衣装もできるだけイメージに近づけようと
アレやコレやと私も一緒に話し合っていました

そこへ、保護者がお迎えにやってきます
子どもたちのアリスのイメージは白いタイツでした
(ちなみに青いワンピースは私が縫製することで決定済み)

話し合いの勢いのままに
アリス役の子たちは保護者に服装のイメージを伝えます

ここで、私がやらかしました😓

「タイツ持ってますか?」
と雑談交じりに尋ねてしまったんです

何が問題かと言うと、
アリス役の子の保護者全員には伝えなかったんです

お迎えの時の雑談で
「子どもたちのイメージは白タイツでー」
という話をしただけなのですが
これは保護者からすると
「白いタイツが必要なんだ」
と受け取っていました

私は雑談で話しただけのつもりでも
「アリスをやる子は、白タイツが必要らしいよ」
保護者間では伝播します
私は全保護者と雑談したわけではないので
話を聞いている保護者と
話しを聞いていない保護者ができてしまいました
🙇

そして発表会の直前に、ひとりの保護者から電話が入ったのです
「白いタイツが必要なんですか?
 仕事帰りに買っていきますが…」

劇ごっこの衣装は保育園で準備しますから
保護者が何かを購入する必要はありません

このケースでは確認の電話をいただいたので
購入する前に説明することができましたが
場合によっては、不要な出費をさせることになったかも知れません

子どもたちの盛り上がりを伝えるつもりでも
説明すべき点をきちんと押さえておかないと
大きな問題を招きかねないということです

この場合は
「どんなモノが欲しいか子どもたちと話し合っていたんです」
「衣装や小物は保育園で用意するんですが」
「タイツを履いた経験はありますか?」

と順を追って話していれば
家庭で用意するものは無いと伝わったはずです

保護者とのコミュニケーションは保育の一環ですが
脱線しないよう自分の発言に気を付けなければなりませんね

絵本ナビ

“プール熱”と“帯状疱疹”

これは体調管理についてですね💦

体調もさることながら
長いお休みをもらわなければならないのが
ちょっと辛どかった病気です

プール熱

保育士になって1年目
園内で誰も罹っていない
“プール熱”(咽頭結膜熱)になってしまいました😱

Q1 咽頭結膜熱とはどのような病気ですか。
A1 アデノウイルスの感染により、発熱(38~39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状を来す、小児に多い病気です。
プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、プール熱と呼ばれることもあります。
通常、6月ころから徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなります。

Q2 咽頭結膜熱にかからないためにはどうすればいいのですか。
A2 流行時には、流水とせっけんによる手洗い、うがいをしましょう。
感染者との密接な接触は避けましょう(タオルなどは別に使いましょう)。
衛生を保つため、プールからあがったときは、シャワーを浴び、うがいをしましょう。

Q3 咽頭結膜熱にかかったらどうすればいいのですか。
A3 咽頭結膜熱は高熱が比較的長く(5日前後)続くことがあります。しかし、特別な治療法はありませんが、ほとんど自然に治ります。吐き気、頭痛の強いとき、せきが激しいときは早めに医療機関に相談してください。

厚生労働省「咽頭結膜熱について

私の場合、目が開けられないほどの目ヤニが出まして
眼科へ連絡しました

「医院へ着いたら、中へ入らずに電話をください」

どういうこと?
と思いつつ、真夏の炎天下を眼科の外で待つ私💦

診察の順番が回ってくると
ゴム手袋とビニルエプロンをした看護師が診察室へ通してくれます
眼科医が私の目を見るなり
「あー、プール熱だねー(笑)」
と生理食塩水で両目をバシャバシャと洗い流し
シャワーのように目薬を差します

「うちでは目薬しか出せないから、
 掛かりつけで内服薬を処方してもらってね」

と診察終了

当時はまだ薬局が指定されていましたから
眼科で内科の薬剤は処方できなかったんです

椅子を立ってすぐに
ナースが火のついたアルコール綿で消毒していたのが印象的でした…
(そんな扱い方されちゃうのね…😭)

そして今度は、内科医へ連絡します

プール熱ですか
 救急の方からご案内しますので
 病院へ着いたら電話をください」

救急搬送されたわけでもないのに
救急の搬送口で待たされる私😓

これまたフル装備の医師と看護師に迎えられ
プール熱の内服薬を院内処方してもらって
帰宅の途に就いたのでした

プール熱だけれど、発熱もなく
症状としては目ヤニだけ
でも病原のアデノウイルス
「つり革にふれた人同士でも感染るくらい感染力が高い」そうです😱

ということで、出勤はNG🙅
このプール熱のために
1週間のお休みをいただくことになってしまいました🙇

帯状疱疹

ある日、下っ腹にかさぶたがあることに気付きます

このかさぶたが、“帯状疱疹”でした

水痘・帯状疱疹

(1)  定義
 水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染による感染症である。

(2)  臨床的特徴
 冬から春に好発する感染症であるが、年間を通じて患者の発生がみられる。飛沫、飛沫核、接触感染などで感染する。潜伏期は2~3週間である。乳幼児や学童いずれの年齢でも罹患する。母子免疫は麻しんほど強力ではなく、新生児も罹患することがある。症状は発熱と発疹である。それぞれの発疹は紅斑、紅色丘疹、水疱形成、痂皮化へと約3日の経過で変化していくが、同一段階の皮疹が同時に全身に出現するのではなく、新旧種々の段階の発疹が同時に混在する。
 発疹は体幹に多発し、四肢に少ない。発疹は頭皮、口腔などの粘膜にも出現する。健康児の罹患は軽症で予後は良好である。ただし、免疫不全状態の小児が罹患した場合は重症化しやすく、致死的経過をとることもある。

厚生労働省水痘

何だか痒みもあるし、パンツのゴムでかぶれたかな?🤔

体質的に締め付け部分に蕁麻疹が出るので
今回もその類かなと思っていたんです

でも、その割には治りが悪いな…

1週間経っても様子が変わらないので
皮膚科へ掛かることにしました

「これは、帯状疱疹ですね」
帯状疱疹…?って、高齢者が罹るんじゃないの?😲
「疲労やストレスが溜まると、水痘ウイルスが悪さするんですよー」

そう、帯状疱疹は水痘みずぼうそうウイルスが引き起こすんです

あの…出勤できますか?
「大丈夫ですよ、日常的な仕事ならできます」
職場、保育園なんですけど…
「あー…抗体の無い子どもには感染るかもしれませんね」

ということで、お休み決定!😭
発熱も体調不良もないのに
発疹が治まるまで出勤できません…

体調を崩すのは致し方ない
一方で、しっかりと手洗い&うがいをしたり
十分な睡眠を取ったりすれば
感染の確率は下げられるのも事実です

基本的な予防策が大事だと思い知らされました…

食べたくなる食材が、お家に届きます

『担任を替えてください』

最後に、保護者から担任交代を求められた話です

経緯としましては
休日にいくつかの家族が集まって遊んだそうです
その中で
Aちゃんが遊びに入れてもらおうとしたのだけれど
Bちゃんが頑なに拒んだのだとか
結果、家に帰ってから
「もう保育園には行かない」とAちゃんは大泣きしたのだそうです

休日明け、Aちゃんは泣きながら登園し
お母さんから休日の経緯についてお話がありました
私はふたりの関りを見守ることを約束し
お母さんは心配しながらもAちゃんを預けていきました

その日のふたりの関りを見ていると
いつも通りに遊んでいます
特にケンカするなどもなく
私のひざの上で一緒に座ってじゃれている姿もある

お迎えの際、その様子をお伝えすると
Aちゃんのお母さんは安心して
「気にするほどのことでもなかったですね」
と帰っていきました

ところが、翌朝はまた泣いて登園したのです
家では「保育園に行きたくない」と大泣きすると
どうにかならないかとお母さんは相談してきます

経緯については園長にも報告しましたが
トラブルが起きたのは休日で
家族同士で過ごした場面です
保育園としては、Bちゃんのご家庭に事情を聴くのもはばかられます
休日はプライベートな時間ですし
そもそもAちゃんのお母さんからの話もプライバシーなので
Bちゃんの保護者にはお伝えできないのです

こうして、困っているAちゃん一家と
何も知らないBちゃん一家の間に
保育園と担任が板挟みになることとなりました

そうして2週間ほど経ったころ
Aちゃんのご両親から面談の要望がありました
園長も同席して面談をすることになりました

お父さんとしては、業を煮やしたという感じだったのでしょう
普段は寡黙なお父さんでしたが
その場では珍しく激昂されていました
それだけ、家庭では困っているということです

あとから園長に聞いた話ですが
「担任を替えてください」と要望があったそうです

私の失敗としては
「休日の出来事には仲介できない」
と考えてしまったことだと思います
現実的に、プライベートには介入できないのですが
Aちゃんのご両親の困り感に寄り添うことはできたんじゃないか
というのは未だに思うことです

正解は無いですし
寄り添うと言葉にするのは簡単でも
実行するのは難しいことです
それでも「それは無理」としてしまったら
そこで終わってしまいます…

担任が「これ以上できることはないよね」
としてしまったことが
保護者をより行き場の無い思いにさせてしまったのではないでしょうか

結果として
Aちゃんのお母さんの話を聞く時間を増やすことで
状況は上向いていきました
Aちゃん自身は、登園すれば普段通りに過ごしていましたから
成長を感じる姿をより詳細に伝えることで
お母さんとしては徐々に気持ちに余裕が出てきたように思います

卒園後も保育園に顔を見せてくれることもあったので
最終的には保育園を信頼してくれたのではないかと思っています

お名前.com

ということで
今回は猫月が“やらかした”話をつづってきました

失敗で大事なのは
落ち込むことでも
責めることでもなく
分析することだと考えています

失敗・ミスは重要な情報です
起こった事実を組織の中で共有し
ミスを減らす仕組みを作ることが重要なんです

今回の事例でわかりやすいのは、発表会の衣装ですね
保育園として全保護者に
「運動会や発表会の衣装はこちらで準備します」
周知しておけば
誤解を招くことはないわけです

失敗をどう活かしていくか
それを組織的に働かせられる職場を目指したいですね


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