絵本と出会う、人と出逢う

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ゴールデンウィークに開催される、上野の森親子ブックフェスタで、親子とパンダが絵本を読む様子を描いたイラスト。タイトル『絵本と出会う、人と出逢う』。 たのしい絵本

こんにゃちは、猫月です

ゴールデンウィークが近づいてきましたね
街を歩けば、少し浮き立った空気を感じます
春の新しい出会い、旅立ち、そして、ちょっとした冒険
そんな気持ちが、自然と湧いてくる季節です

連休といえば
今年も、上野の森親子ブックフェスタが開催されます
全国からたくさんの絵本が集まる
子どもも大人も楽しめる大きなイベントです

私は、この季節になると思い出すことがあります
それは——
青空の下、絵本を囲んで笑い合った、あの日のこと

新宿御苑で開いた、小さな「青空絵本会」
絵本を通して人と出会う
そんなささやかながら幸福な時間でした

今日はそのお話を、少しだけ

少しだけ、話をさかのぼります

私は「リベシティ」というオンラインサークルに参加しています
そこは『お金の勉強』をする場なのですが
そこで異業種の人たちと交流する中で
ふと絵本の読み聞かせを披露する機会がありました

保育士として、子どもたちに読み聞かせをするのは日常のこと
でも、大人たちの前で絵本を読むのは、ちょっと不思議な体験でした

驚いたのは、その反応です
「絵本って、とても深いんですね」
「保育士は、考えて絵本を選んでいるんですね」
そんな感想がたくさん寄せられたのです

——絵本の力は、保育士の世界にとどまらない
もっと広く、たくさんの人に届くんだ

私はあらためてそう感じました

それなら、今度は
保育の仲間たちと、絵本を囲んで語り合う場を作ろう
堅苦しいものではなく、もっと自由に、気軽に
できれば、通りすがりの親子にも声をかけられるくらい、オープンな雰囲気で

そんな思いから、私は仲間と「青空絵本会」を企画しました

場所は、新宿御苑
都心にありながら広々とした芝生が広がり
有料施設だから冷やかしも少ない
安心して、のびのびと絵本に向き合える場所です

季節は、11月
暑すぎず、寒すぎず、晴れ渡った空の下で

青空のもと、絵本を手に集まる——
それだけで、きっと素敵な時間になるという確信がありました
だって、絵本にもそれを選ぶ保育士にも魅力があるのですから

迎えた当日
新宿御苑は、雲ひとつない秋晴れでした

広々とした芝生にレジャーシートを広げて
私たちはそれぞれに、お気に入りの絵本を持ち寄りました

ルールはひとつだけ
「自分の“推し”を紹介すること」

最初に、持ってきた絵本を簡単に紹介して、
そのあと、保育園の読み聞かせのように、
参加者に向けて一冊ずつ読んでいきます

私は、語感が楽しい絵本を選びました
『おおきな おおきな おいも』
『おにぎりくんがね…』
それから、海外作品なのに関西弁の『どこいったん』

声に出して読むと、どの本も、また違った魅力を見せてくれます

通りがかりの親子も、興味深そうに立ち止まってくれました
知らなかった絵本に出会って、楽しそうに眺める親子の姿
その場に流れる、あたたかな空気

なにより印象的だったのは、
同じ絵本でも、読む人によって表情がまるで変わるということです

ある絵本を、ある人は軽やかに歌うように
ある人はしっとりと、静かに
ある人は厳かなストーリーテラーのように

「絵本って、読む人の数だけ“色”があるんだな」
そんなことを感じました

そして忘れられない出来事がひとつ
『どこいったん』を読んだ私に、関西出身の友人がにやりと笑いながら
「よう俺の前で、それ読んだなぁ」とひとこと

「関西人の前で関西弁なんて、ええ度胸しとんなーw」という茶化しですね(笑)
その空気感に、みんなで大笑いしたこと
それも、青空絵本会ならではの、温かいひとコマでした

そんな「青空絵本会」の思い出を胸に、
私はまた、絵本と人に出会える場所へ向かいます

5月4日・5日、上野恩賜公園で開催される
上野の森親子ブックフェスタ

全国からたくさんの出版社が集まり、
あなたの好きな絵本を描いた作家さんとも出会える機会
絵本や児童書がずらりと並ぶ、夢のような二日間です

今年も私は、上野へ足を運ぶ予定です
青空絵本会で一緒だった仲間たちも、それぞれ参加するそうです

たった一冊の絵本が、
思いがけない誰かとの出会いを運んでくれることもあります

もしこのゴールデンウィーク、少しだけ足を延ばす余裕があったら
上野の森で、
あなたも絵本と、そして新しい誰かと、出会ってみませんか?

【参考リンク】
📚 上野の森親子ブックフェスタ 2025

青空の下で絵本を開いたあの日も、
これから上野の森で出会う絵本たちも

すべての出会いは、きっと偶然で、そして必然です

たった一冊の絵本が、
知らなかった誰かとつないでくれる
その温かさを、私は何度も感じてきました

実は、私はこんなふうに、
小さな出会いの場を『猫月界』という名前で続けています
時に語り合い、時に笑い合い(そして、時に飲み合い🍻)

誰かと出逢うために
自分の可能性を拓くために
あなたの小さな勇気が、広い世界を見せてくれます

このゴールデンウィーク、
あなたもぜひ、絵本や人と、出逢える場へ出掛けてみてください
心に秘めた可能性が、広がる機会になると思いますよ

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